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買い戻し先行も、米CPIを控え上値追いは慎重【クロージング】

2023/2/14 16:09 FISCO
*16:09JST 買い戻し先行も、米CPIを控え上値追いは慎重【クロージング】 14日の日経平均は反発。175.45円高の27602.77円(出来高概算10億1000万株)で取引を終えた。前日の米国市場で主要株価指数が上昇したことから投資家心理が改善し、東京市場でも値がさハイテク株を中心に買い先行で始まり、取引開始直後に27721.82円まで上げ幅を広げた。ただし、今夜予定される1月の米消費者物価指数(CPI)の発表を目前に、積極的に上値を買い上がる雰囲気にはならず、買い一巡後は次第に模様眺めムードが広がり、27600円前後での推移が継続していた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1400を超え、全体の8割近くを占めた。セクター別では、サービスを除く32業種が上昇し、鉄鋼、食料品、金属製品、その他製品、機械、繊維製品の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>が堅調だった半面、リクルートHD<6098>が下落したほか、オリンパス<7733>、キッコーマン<2801>、日立建機<6305>、ヤマハ発<7272>が軟化した 前日の米国市場は、ニューヨーク連銀が発表した1月の消費者調査で、3年先の予想物価上昇率が2.7%と2年3カ月ぶりの低水準となり、インフレ鈍化への期待から買いが先行。米金利の上昇が一服し、ハイテク関連株が上昇した、この流れを受け、日経平均の上げ幅は一時300円近くに達した。政府は本日午前、衆参両院の議院運営委員会理事会で日銀の正副総裁人事案を提示した。4月で任期満了となる黒田東彦総裁の後任には、元日銀審議委員で経済学者の植田和男氏を起用。任期が3月までの副総裁の後任には氷見野良三前金融庁長官と内田真一日銀理事を充てる。正式な人事案が公表されたことで、投資家の関心は米CPIに移り、次第に様子見ムードが強まった。 CPIについては、昨年12月から鈍化することが想定されている。ただ、米雇用統計以降、インフレ再加速への不安感が拭えないだけに、予想外に大きく上昇する可能性もある。また、日銀人事に関しても、24日に行われる国会での所信聴取などで植田氏の金融政策の運営スタンスを確認したいと見ている向きも多く、目先は狭いレンジ内での動きになりそうだ。 《CS》
関連銘柄 9件
2801 東証プライム
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時価総額 1,627,165百万円
1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
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+288(3.02%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6305 東証プライム
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時価総額 726,443百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(-0.49%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(0.32%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7272 東証プライム
1,335.5
11/22 15:30
-1(-0.07%)
時価総額 1,403,146百万円
二輪車を主力とするランドモビリティ事業が柱。船外機が主力のマリン事業、ロボティクス事業等も。1955年に日本楽器製造(現ヤマハ)から分離独立。海外売上比率が高い。二輪車はインド、ブラジルで強い需要続く。 記:2024/07/04
7733 東証プライム
2,458.5
11/22 15:30
-19.5(-0.79%)
時価総額 2,895,375百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(1.13%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25