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前場に注目すべき3つのポイント~トヨタや東エレクの決算を控え、積極的な売買は手控えられやすい~

2023/2/9 8:36 FISCO
*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~トヨタや東エレクの決算を控え、積極的な売買は手控えられやすい~ 9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:トヨタや東エレクの決算を控え、積極的な売買は手控えられやすい ■富士フイルム、3Q営業利益 8.7%増 2026億円 ■前場の注目材料:三菱商事、植物「カメリナ」をSAF原料に活用、米社と共同研究 ■トヨタや東エレクの決算を控え、積極的な売買は手控えられやすい 9日の日本株市場は、売り優勢ながら次第に底堅さは意識されそうである。8日の米国市場はNYダウが207ドル安だった。ニューヨーク連銀総裁や米連邦準備制度理事会(FRB)の理事など高官が、相次いで経済の需要が予想よりも強く、インフレ制御のための追加利上げが必要になると主張したため、金利上昇を警戒した売りが優勢となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比205円安の27395円。円相場は1ドル131円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り優勢の展開になりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時27360円まで売られる場面も見られ、終値で27500円を下回った。切り上がる5日線が足もとで支持線として意識されていたが、これを割り込んでいる。また、ボリンジャーバンドでは切り上がる+1σを支持線としたトレンドを形成するなか、これを下回ってきたため、センチメントを冷ます可能性はありそうだ。売りが先行するなか、日経平均は75日線が位置する27268円辺りが意識されてこよう。 また、決算発表がピークを迎えているが、昨日はソフトバンクG<9984>や任天堂<7974>の下げが日経平均の重荷となっていた。ソフトバンクGに底入れ感が見られてくるようだと、先物主導でショートカバーを狙った動きも入りやすいだろうが、本日はトヨタ<7203>、東エレク<8035>の決算を控えていることもあり、積極的な売買は手控えられやすいところである。 そのため、物色の流れとしては決算を発表した銘柄での個別物色が中心になりやすいほか、材料性のある低位銘柄などの一角には短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。なお、昨日の引け後に決算を発表したところでは、芝浦<6590>、ペットゴー<7140>、イーエムネットJ<7036>、HUグループ<4544>、大平洋金<5541>、BEENOS<3328>、SANKYO<6417>、UEX<9888>、パンパシHD<7532>、ファルコHD<4671>、平和<6412>などが注目される。 ■富士フイルム、3Q営業利益 8.7%増 2026億円 富士フイルム<4901>が発表した2023年3月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比12.5%増の2兆942.60億円、営業利益は同8.7%増の2026.37億円だった。メディカルシステム事業では、内視鏡、医療IT、超音波診断等の分野を中心に販売が好調に推移し、売上が大幅に増加。オフィスソリューション事業では、COVID-19による中国ロックダウンの影響を受けたが、複合機・プリンター及び消耗品の国内販売と欧米向け輸出の増加や、東南アジアでの消耗品等の売上回復、為替影響等により、売上が増加した。ディスプレイ材料事業では、前年度にCOVID-19の流行下でモニター、タブレット及びTV需要が増加したことの反動や、サプライチェーン全体での生産調整の影響を受け、売上が減少した。 ■前場の注目材料 ・1ドル=131.30-40円 ・米原油先物は上昇(78.47、+1.33) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・三菱商事<8058>植物「カメリナ」をSAF原料に活用、米社と共同研究 ・ユニチカ<3103>ナイロン6系強化樹脂 “塗装レス”拡大、25年度5倍の500トン ・帝人<3401>300億円規模の収益改善計画、「深刻な危機」で来年度実行 ・三菱商事<8058>燃料アンモニア供給網で韓・独社と提携、30年めど製造開始へ ・豊田通商<8015>ラストワンマイル配送のDX推進、ウィルポートなどと協業 ・ホンダ<7267>電動化戦略加速、日米に新型燃料電池車を来年投入 ・村田製作所<6981>スマホ市場悪化でコイル2拠点閉鎖 ・UBE<4208>ブタジエンゴムで「ISCC PLUS認証」取得 ・資生堂<4911>「D&Iラボ」設置、多様な人材と企業成長の関係性実証へ ・関西ペイント<4613>ドイツ社の鉄道塗料事業資産を買収 ・三井化学<4183>旭化成とスパンボンド不織布事業を統合、10月新会社 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 1月マネーストックM3(12月:前年比+2.5%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 26件
3103 東証プライム
240
11/22 15:30
+4(1.69%)
時価総額 13,860百万円
ナイロンフィルム等の高分子事業、ガラス繊維等の機能資材事業、繊維事業等を展開。紡績会社として1889年に創業。中期経営計画では26.3期売上高1500億円目標。高機能製品、環境配慮型製品の拡販を図る。 記:2024/06/09
3328 東証プライム
3,445
11/22 15:30
+220(6.82%)
時価総額 46,866百万円
海外向け購入サポートサービス「Buyee」が主力。日本の通販商品の海外発送代行サービス、海外通販サイト「セカイモン」の運営等を手掛ける。グローバルコマース部門では積極プロモーションによる流通拡大図る。 記:2024/08/02
3401 東証プライム
1,372.5
11/22 15:30
+43.5(3.27%)
時価総額 271,692百万円
1918年創立の化学メーカー。マテリアル事業、繊維・製品事業が柱。パラ系アラミド繊維で世界トップシェア。在宅酸素療法用酸素濃縮装置などに強み。アラミド、炭素繊維などは新規用途開発の推進などに取り組む。 記:2024/10/05
4183 東証プライム
3,582
11/22 15:30
+175(5.14%)
時価総額 719,423百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4208 東証プライム
2,450
11/22 15:30
+48(2%)
時価総額 260,190百万円
コンポジット、ナイロンポリマーなどの製造・販売を行う樹脂・化成品部門が主力。ポリイミド等の機能品、産業機械等も。1897年創業。旧社名は宇部興産。ポリイミドフィルムで世界トップシェア。事業構造改革推進。 記:2024/10/09
2,429
11/22 15:30
-45(-1.82%)
時価総額 139,604百万円
遺伝子関連検査等を行う検査・関連サービス事業が主力。染色体検査で国内トップシェア。特殊検査に強み。臨床検査薬事業、滅菌関連事業等も。臨床検査薬事業ではCDMO・原材料供給事業中心にベース事業が順調。 記:2024/06/15
4613 東証プライム
2,100.5
11/22 15:30
-23(-1.08%)
時価総額 392,665百万円
1918年創業の総合塗料メーカー。自動車、自動車補修向けで国内トップシェア。建築用塗料、船舶用塗料、家庭用塗料等も手掛ける。グローバル供給力などが強み。日本は商品ミックスの改善、原価低減などに取り組む。 記:2024/10/11
4671 東証スタンダード
2,280
11/22 15:30
+17(0.75%)
時価総額 25,262百万円
ファルコバイオシステムズ、アテスト、ファルコファーマシーズ等を傘下に収める持株会社。臨床検査事業、調剤薬局事業が柱。ICT事業等も。ゲノム事業ではNIPTの販路拡大、検査業務の効率化などに取り組む。 記:2024/07/08
3,265
11/22 15:30
+43(1.33%)
時価総額 4,061,258百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
4911 東証プライム
2,729
11/22 15:30
-19(-0.69%)
時価総額 1,091,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
5541 東証プライム
1,415
11/22 15:30
-22(-1.53%)
時価総額 27,701百万円
ステンレス鋼の主原料であるフェロニッケルの製造で国内トップ。日本曹達の鉄鋼部門から分離独立して1949年に誕生。現在は日本製鉄系列。ガス類の製造等も。LIB材料向け原料の製造販売事業の推進等に取り組む。 記:2024/10/22
6412 東証プライム
2,124
11/22 15:30
+11(0.52%)
時価総額 211,994百万円
パチンコ・パチスロ機大手。子会社にパチスロ大手のオリンピアやゴルフ場運営のパシフィックゴルフマネージメント。遊技機事業は知的財産(IP)を活用した新機種を投入、スマート化も進め復調傾向。ゴルフ場は堅調維持。 記:2024/06/30
6417 東証プライム
2,155.5
11/22 15:30
+40.5(1.91%)
時価総額 560,430百万円
パチンコ・パチスロ機メーカー大手。カードシステムや補給機器、喫煙ブース、内装施工等も。配当性向40%目安。パチンコ新台「Pフィーバー三国戦騎7500」の導入を開始。27.3期売上高2200億円目標。 記:2024/06/18
6590 東証プライム
8,310
11/22 15:30
-240(-2.81%)
時価総額 116,107百万円
半導体製造装置やFPD製造装置、真空応用装置等を手掛ける製造装置メーカー。研磨後洗浄装置、高温リン酸エッチング装置などで高シェア。配当性向35%目途。次世代・先端半導体対応装置の開発・販売などに注力。 記:2024/07/28
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(-0.31%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7036 東証グロース
935
11/22 15:30
-6(-0.64%)
時価総額 3,655百万円
ソフトバンク傘下のインターネット広告代理店。検索連動型広告や運用型ディスプレイ広告、インバウンド誘致・海外広告、SNS広告等を手掛ける。ポケトークと資本業務提携。既存クライアント企業の売上拡大等に注力。 記:2024/08/06
7140 東証グロース
764
11/22 15:30
-1(-0.13%)
時価総額 1,436百万円
食事療法食や総合栄養食、動物用医薬品等を取り扱うペットヘルスケア通販サイト「ペットゴー」の運営等を行う。独自のペットデータとDXプラットフォームが強み。積極的な販促などにより、サブスクコマースは成長。 記:2024/07/04
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(-0.37%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(1.26%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
3,678
11/22 15:30
+24(0.66%)
時価総額 2,335,846百万円
国内最大級の総合ディスカウントストアを展開するドン・キホーテ、総合スーパー「アピタ」等を展開するユニーなどを傘下に収める持株会社。グループ総店舗数は国内外で740店舗超。PB商品の商品数拡大を図る。 記:2024/08/22
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(-0.45%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8015 東証プライム
2,654
11/22 15:30
-20(-0.75%)
時価総額 2,818,999百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8058 東証プライム
2,646.5
11/22 15:30
+0.5(0.02%)
時価総額 11,059,771百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
9888 東証スタンダード
907
11/22 15:30
-3(-0.33%)
時価総額 10,884百万円
ステンレス鋼等を扱う専門商社。機械装置の製造・販売も。中国に加工品の製販子会社。配当性向35~40%目安。ステンレス鋼は販売価格低下。ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業は市況低調。人件費増重し。 記:2024/08/30
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(0.42%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17