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日銀の政策変更なく買い戻しの動きが強まる【クロージング】

2023/1/18 16:02 FISCO
*16:02JST 日銀の政策変更なく買い戻しの動きが強まる【クロージング】 18日の日経平均は大幅続伸。652.44円高の26791.12円(出来高概算14億株)で取引を終えた日銀の金融政策決定会合で現状の大規模な金融緩和政策の現状維持を決めたことで、政策修正を見込み売りを仕掛けていた向きの買い戻しの動きが強まった。円相場が一時1ドル=131円台前半へとドル高・円安が進んだほか、買い遅れている投資家からの資金流入が意識されるなか、日経平均は後場中盤には26816.68円まで上げ幅を拡大させた。その後は引け後に予定される黒田総裁の会見内容を見極めたいとの見方も多く、26800円前後と日中の高値圏でもみ合う格好だった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1600に達し、全体の9割近くを占めた。セクター別では、銀行を除く32業種が上昇し、精密機器、医薬品、輸送用機器、その他製品、機械、電気機器などの上昇が目立った。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ダイキン<6367>が堅調だった半面、7&iHD<3382>、三菱UFJ<8306>、T&DHD<8795>が軟化した。 朝方は前日の米国市場でグロース株が上昇した流れから値がさハイテク株中心に買われ、日経平均は続伸スタート。その後は日銀会合の結果待ちのなか、26300円前後でもみ合っていた。前場の取引終了後に判明した日銀会合の結果が伝わると、市場関係者の受け止めは想定通りとの声が多かった。政策修正を見越して株価指数先物などを売っていた海外短期筋などによる買い戻しに動きが活発化し、昼休み時間中に日経平均先物が一時26920円まで上げ幅を広げた。こうした投資マインドの改善から後場の東京市場はリスク選好ムードにつながった。 日銀イベントを波乱なく通過したが、イールドカーブ・コントロール(YCC)の運用が厳しい状況にあることに変化はなく、いずれは政策修正への思惑が再び高まる可能性は残る。一方、物価上昇率見通しは上方修正されたが、想定していたほど強くないとの指摘が聞かれたほか、政府と日銀が定めた「物価安定の目標を消費者物価(CPI)の前年比上昇率で2%をできるだけ早期に実現することを目指す」という共同声明が大規模金融緩和の根拠となっている限り、賃金上昇を伴う形で2%を大きく上回っていない現状では、直ちにマイナス金利政策の撤廃まではつながらないとの指摘も聞かれる。 《FA》
関連銘柄 8件
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11/22 15:30
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時価総額 6,658,547百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(1.15%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(-0.49%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
1,825
11/22 15:30
+19(1.05%)
時価総額 24,239,641百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
8795 東証プライム
2,401
11/22 15:30
+20(0.84%)
時価総額 1,414,189百万円
生保大手。太陽生命保険、大同生命保険、T&Dフィナンシャル生命保険などを傘下に収める。独自のビジネスモデルによる競争優位性が強み。総資産は17兆円超。Z世代等との接点構築などでコアビジネスの強化図る。 記:2024/10/09
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(1.13%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(0.42%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17