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短期急騰による利益確定売り優勢も底堅さは意識される【クロージング】

2022/8/18 16:00 FISCO
*16:00JST 短期急騰による利益確定売り優勢も底堅さは意識される【クロージング】 18日の日経平均は反落。280.63円安の28942.14円(出来高概算9億8000万株)で取引を終えた。短期急騰によって過熱感が高まるなか、前日の米国市場でハイテク関連株が利食い優勢の流れだったことが買い手控え要因につながり、東京市場においても利食い優勢となった。前場中盤にかけて、28846.52円まで下げ幅を広げる場面もあった。ただし、このところの急騰で買い遅れていた向きの買いも散見され、相場全体としては底堅い動きであり、売り一巡後は28900円台でのもみ合い展開だった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1200を超え、全体の7割近くを占めた。セクターでは、鉱業、電気ガス、その他製品、繊維製品、保険の5業種が上昇。一方、精密機器、輸送用機器、不動産、サービス、パルプ紙など28業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、バンナムHD<7832>、ソフトバンクG<9984>、京セラ<6971>、任天堂<7974>、キッコーマン<2801>、トレンド<4704>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、テルモ<4543>、リクルートHD<6098>、東エレク<8035>、信越化<4063>が軟調だった。 前日の米国市場は長期金利が上昇したことを受けて、金利動向に敏感なグロース株中心に売られ、SOX指数は2.48%安、ナスダック指数も1.25%安となった。米テック株安を映し、半導体関連などには利益確定の動きが先行する格好だった。日経平均は前日までの4日間で1400円超の急騰だっただけに、短期的な調整は想定内と受け止められている。また、調整一巡後は年初来高値(29332.16円)の奪回を目指す動きに転じてくる動きは意識されやすく、投資家心理が急激に冷え込んだとは言いがたい。 もっとも、新規の手掛かり材料に乏しい現状では、次第に9月のFOMCに向けた慎重姿勢が強まる可能性もあるだろう。そのため、その手掛かりを探るためにも、来週に米ジャクソンホールで開催される経済シンポジウムでのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を見極めたいとの声が支配的になりつつある。全般こう着のなか、個別に材料のある銘柄やテーマ性のある銘柄を中心とした選別色が一段と強まりそうだ。 《FA》
関連銘柄 12件
2801 東証プライム
1,678.5
11/22 15:30
+1(0.06%)
時価総額 1,627,165百万円
1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(0.95%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(1.15%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4704 東証プライム
8,027
11/22 15:30
+73(0.92%)
時価総額 1,131,020百万円
コンピュータ・インターネット用セキュリティ関連製品の開発、販売等を行う。ウイルスバスターで知名度高い。コンシューマ向け製品で国内トップシェア。配当性向70%目標。統合セキュリティプラットフォームを拡販。 記:2024/08/13
9,824
11/22 15:30
+288(3.02%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(0.32%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6971 東証プライム
1,468
11/22 15:30
-1(-0.07%)
時価総額 2,217,376百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
3,142
11/22 15:30
-2(-0.06%)
時価総額 2,073,720百万円
バンダイ、ナムコの経営統合で2005年に誕生した持株会社。トイホビー事業、デジタル事業が主力。IP活用に強み。アミューズメント施設の運営等も。総還元性向は50%以上目標。トイホビー事業は堅調続く見通し。 記:2024/06/25
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(-0.45%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(1.13%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(0.42%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17