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前場に注目すべき3つのポイント~自律反発の動きに期待しつつ、次第にこう着感の強い相場展開に~

2022/5/25 8:51 FISCO
*08:51JST 前場に注目すべき3つのポイント~自律反発の動きに期待しつつ、次第にこう着感の強い相場展開に~ 25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:自律反発の動きに期待しつつ、次第にこう着感の強い相場展開に ■プラネット、3Q営業利益 4.8%減 5.15億円、進捗率76.2% ■前場の注目材料:旭化成、CO2電解 30年実証、エチレン技術狙う ■自律反発の動きに期待しつつ、次第にこう着感の強い相場展開に 25日の日本株市場は、自律反発の動きに期待しつつ、次第にこう着感の強い相場展開が見込まれる。24日の米国市場はNYダウが48ドル高だった。5月の製造業や4月住宅関連指標が軒並み悪化、景気後退入り懸念も再燃し売り先行で始まった。写真・動画共有アプリのスナップは、マクロ経済の状況悪化を理由に、4-6月期の売上高と利益の見通しを下方修正し4割超の下落となるなか、メタ・プラットフォームズ、アルファベットなどが軒並み連れ安となった。ただし、ディフェンシブ株の一角が値ごろ感から買われるなか、NYダウはプラスに転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円安の26675円。円相場は1ドル126円80銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から小動きで始まろう。スナップの急落は前日の段階で織り込まれていることから、朝方は前日の下落に対するリバランスの動きが意識されやすいところ。NYダウは一時500ドル安からの切り返しを見せてきたこともあり、年初来安値水準での底堅さも見られていることは安心感に繋がりそうだ。もっとも、エヌビディアの決算のほか、5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表も控えているため、積極的な売買は手控えられやすいだろう。 そのため、前日の下落に対するリバランスの動きが一巡した後は、次第にこう着感が強まりやすく、日経平均は25日線水準での攻防になりそうだ。同線を明確に下回ってくる局面においては、短期的ながらも売りを仕掛けてくる動きには注意しておきたいところであり、26500円水準まで調整を見せてくるようであれば、その後のリバウンドを想定した押し目を狙いたいところである。 物色としてはインデックスに絡んだ商いに振らされやすいことから、指数インパクトの大きい値がさ株の動向が注目される。また、スナップの下落は織り込まれたものの、SNS関連へは手掛けづらさが意識されやすい。イレギュラー的に売られる場面も引き続き警戒されやすいことから、自律反発を見せた後の荒い値動きには注意が必要だろう。全体としてはややディフェンシブ系に向かいやすいほか、川崎汽船<9107>など強いトレンドが継続している銘柄などでの押し目狙いのスタンスといったところ。また、需給面での影響が限られていると見られる直近IPO銘柄のリバウンド狙いも一考だ。 ■プラネット、3Q営業利益 4.8%減 5.15億円、進捗率76.2% プラネット<2391>が発表した第3四半期業績は、売上高が前年同期比2.1%増の23.23億円、営業利益は同4.8%減の5.15億円だった。通期計画にン対する進捗率は76.2%となる。メーカー・卸売業間の「基幹EDI」サービスのさらなる普及活動を継続したことによる売り上げ増加に支えられ売上高は2.1%増の23.23億円。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(31928.62、+48.38) ・米長期金利は低下 ・米国景気の拡大 ・コロナ流行下の経済活動正常化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・旭化成<3407>CO2電解 30年実証、エチレン技術狙う ・住友電工<5802>30年度売上高5兆円、車・電力・通信で高成長 ・トヨタ<7203>来月の世界生産85万台、年初計画10万台減 ・Jパワー<9513>気候変動対応の株主提案に反対、機動的経営の妨げ ・レンゴー<3941>独TPSの全株取得 100億円超、重量物包装材事業拡充 ・伊藤忠<8001>カナダでプラント調査、ブルーアンモニア・メタノール製販 ・シャープ<6753>韓国LGに117億円支払い、液晶特許違反で ・スズキ<7269>使用済み電池をソーラー街灯電源に、再利用技術を開発 ・東洋紡<3101>酵素・化粧品原料増強、70億円投じ1.5倍、生化学診断薬向け ・三菱製紙<3864>新中計、機能商品分野を強化、「グリーン社会」へ貢献 ・JSR<4185>米バイオ医薬品新工場、来年度にフル生産 ・塩野義<4507>新規抗真菌薬の開発・販売権取得、英F2Gから ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・11:00 NZ準備銀行が政策金利発表(0.50ポイント引き上げ予想) 《ST》
関連銘柄 14件
2391 東証スタンダード
1,225
11/29 15:30
+14(1.16%)
時価総額 8,125百万円
日用品メーカーと卸売会社の電子データ交換(EDI)を仲介するシステムを提供。ロジスティクスEDI、データベース事業等も。基幹EDI、販売レポートサービスを拡販。ロジスティクスEDIは利用企業数が増加。 記:2024/06/03
3101 東証プライム
927
11/29 15:30
+1(0.11%)
時価総額 82,548百万円
包装用フィルム等のフィルム部門、エンジニアリングプラスチック等の環境・機能材部門が柱。1882年創立。VOC処理装置、海水淡水化用逆浸透膜に強み。総還元性向30%目安。包装用フィルムは海外への拡販図る。 記:2024/09/03
3407 東証プライム
1,068
11/29 15:30
-3(-0.28%)
時価総額 1,488,719百万円
総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も。リチウムイオン二次電池用セパレータなどで世界トップシェア。建材事業などは順調。 記:2024/06/18
3864 東証プライム
477
11/29 15:30
+3(0.63%)
時価総額 21,341百万円
1898年創業の製紙メーカー。印刷用紙や包装紙等の紙素材事業、水処理膜基材や蓄電デバイス用セパレータ等の機能商品事業を展開。王子HDの持分法適用会社。クラフト紙、バリア紙などの環境配慮型製品を拡販。 記:2024/08/23
3941 東証プライム
886
11/29 15:30
-9.2(-1.03%)
時価総額 240,156百万円
段ボール原紙や白板紙、紙管原紙等を生産・販売する板紙メーカー。1909年創業。段ボールの生産量で国内トップ。国内取引企業数は7000社超。25.3期は増収増益計画。段ボール、紙器製品の価格改定等が寄与へ。 記:2024/07/08
4185 東証プライム
4,335
6/24 15:00
±0(0%)
時価総額 903,414百万円
大手化学メーカー。半導体材料やディスプレイ材料に加え、バイオプロセス材料や診断薬材料、ABS樹脂等を提供。合成樹脂事業は足踏み。24.3期3Qはライフサイエンス事業が増収。CDMO事業の新工場稼働が寄与。 記:2024/03/04
4507 東証プライム
2,119
11/29 15:30
-19(-0.89%)
時価総額 1,885,130百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
5802 東証プライム
2,886
11/29 15:30
+17(0.59%)
時価総額 2,291,314百万円
ワイヤーハーネス、自動車電装部品等の自動車関連事業が主力。1897年創業。送配電用電線・ケーブル、光ファイバ・ケーブル、電子ワイヤー等も。環境エネルギー関連事業では電動車用平角巻線の拡販等に注力。 記:2024/10/07
6753 東証プライム
960.7
11/29 15:30
-22.8(-2.32%)
時価総額 624,846百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
7203 東証プライム
2,551.5
11/29 15:30
-55.5(-2.13%)
時価総額 40,300,909百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7269 東証プライム
1,586.5
11/29 15:30
-3.5(-0.22%)
時価総額 3,116,816百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
8001 東証プライム
7,384
11/29 15:30
+14(0.19%)
時価総額 11,702,828百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
9107 東証プライム
1,992.5
11/29 15:30
-10.5(-0.52%)
時価総額 1,345,280百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17
9513 東証プライム
2,506
11/29 15:30
-17(-0.67%)
時価総額 458,726百万円
電力会社への電力供給等を行う電力会社。大規模石炭火力発電所や大規模水力発電所等を手掛ける。風力発電所の建設で国内トップレベルの実績。中期経営計画では27.3期経常利益900億円程度、ROE5%程度目標。 記:2024/06/04