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注目銘柄ダイジェスト(前場):リボミック、ラストワンマイル、川崎船など

2022/1/4 12:04 FISCO
*12:04JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):リボミック、ラストワンマイル、川崎船など OLC<4661>:19105円(-290円) 続落。新型コロナウイルスの感染再拡大傾向が強まってきており、東京都では前日の新規感染者数が103人と、昨年10月8日以来の100人を上回る状況となっている。全国の感染者数も10月13日以来となる700人超の水準に。感染力が強いとされるオミクロン株の流行もあって、目先は感染者数の再拡大傾向が続くとの見方が強いもよう。入場者数の本格回復タイミングの遅れなどが懸念される形に。 那須鉄<5922>:11070円 カ - ストップ高買い気配。政府は再生可能エネルギーの普及のため次世代送電網の整備方針を打ち出すと報じられている。都市部の大消費地に再生エネを送る大容量の送電網をつくるなど、岸田首相が22年6月に初めて策定する「クリーンエネルギー戦略」で示すよう指示とされている。総額2兆円超の投資計画を想定しているようだ。電力鉄塔の代表銘柄でもある同社にはメリット享受への期待感が高まる形に。 トヨタ自<7203>:2198円(+92.5円) 大幅反発で上場来高値を更新。2025年にも、次世代車の加速や安全制御機能などを一括で動かす頭脳にあたる基本的な車載ソフトウエアを実用化すると報じられている。他の自動車メーカーにも販売、車載ソフトの標準仕様を握ることで収益を得る「プラットフォーマー」の地位を狙うとされている。本日は為替相場の円安進行なども支援となる。EV化に向けた取り組みも加速化させており、関連の中心格として期待する動きも継続。 レーザーテック<6920>:34550円(-740円) 朝高後、マイナス転換。年明けの米国市場ではインテルやAMD、ザイリンクスなどが買われ、SOX指数が2%超の上昇となっており、国内半導体関連株の支援材料につながっている。半導体不足の長期化が意識される中、2022年も半導体関連株が相場のリード役になるとの期待も高まる展開。東京エレク、アドバンテスト、ルネサスなど代表的な半導体関連株は4%前後の上昇となっているがレーザーテックは下落に転じている。 川崎船<9107>:7350円(+430円) 大幅反発。海運セクターは業種別上昇率トップになっている。上海輸出コンテナ運賃指数(SCFI)が昨年末には5000ポイント台に乗せるなど、海運市況の好調推移が継続しており、海運株には好業績の長期化期待が高まっているもよう。23年3月期の大幅増配、それに伴う来期ベースでの高配当利回り水準を意識する動きが一段と強まってきているようだ。足元での為替円安進行なども支援材料となっている。 リボミック<4591>:309円(-102円) 大幅に6日続落。昨年12月28日に滲出型加齢黄斑変性の治療薬候補RBM-007の第2相臨床試験で、治療歴のある患者の視力の改善効果が認められなかったとの暫定報告を発表したことが引き続き売り材料となっている。今後、副次的評価項目を含めた詳細解析を行うとともに追加投与試験などが完了した後に結果をまとめる予定。RBM-007は軟骨無形成症の治療薬としても開発を進めているが、新たな材料が出るまでは下値を模索する展開になりそうだ。 ラストワンマイル<9252>:1630円(+134円) 大幅に3日続伸。6万株(1.02億円)を上限とする自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は2.20%。取得期間は4日から11月30日まで。将来のM&A戦略(M&Aや資本業務提携等)の実施に備えることが目的としている。自社株買いが好感されていることに加え、ラストワンマイル株は昨年11月24日の上場日に3020円の高値を付けた後は半値以下まで下落しており、自律反発期待の買いも入っているようだ。 出前館<2484>:963円(+43円) 大幅に4日続伸。東京都で3日に確認された新型コロナウイルス感染者数が100人を超えたと報じられ、買い材料視されている。100人超の感染者は昨年10月8日以来、約3カ月ぶりという。コロナ感染者数は低下傾向が続いていたが、増加に転じたのではないかとの懸念が広がっている。このため感染防止の観点から、出前館が手掛けるデリバリーサービスの需要が再び拡大する可能性があるとの見方から買われているようだ。 《ST》
関連銘柄 8件
2484 東証スタンダード
246
11/22 15:30
-10(-3.91%)
時価総額 32,576百万円
国内最大級のフードデリバリーサービス「出前館」を手掛ける。対応エリアの広さ、認知度の高さが強み。アクティブユーザー数は540万人超。加盟店舗数は10万店舗超。配達原価の適正化、リテール事業の拡大図る。 記:2024/10/26
4591 東証グロース
83
11/22 15:30
±0(0%)
時価総額 3,375百万円
東大発のバイオベンチャー。核酸医薬の一種であるアプタマーに特化した医薬品の研究・開発を行う。対象疾患「滲出型加齢黄斑変性」のRBM-007が先行パイプライン。東京大学と眼科疾患に関する共同研究契約を締結。 記:2024/08/13
4661 東証プライム
3,382
11/22 15:30
-21(-0.62%)
時価総額 6,150,001百万円
東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの運営等を行うテーマパーク事業が主力。ホテル事業や商業施設「イクスピアリ」の運営等も。テーマパーク事業は海外ゲストの回復などで順調。25.3期は2桁増収計画。 記:2024/07/02
5922 東証スタンダード
11,530
11/22 14:48
-30(-0.26%)
時価総額 13,836百万円
送電用鉄塔、通信用鉄塔の設計・製作等を行う電力・通信インフラ事業が主力。1929年創業。道路標識や遮音壁用支柱等を手掛ける交通インフラ事業も。八千代工場の新めっき工場棟は完成。既存事業の拡大に注力。 記:2024/08/09
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(0%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(-0.37%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
9107 東証プライム
2,155
11/22 15:30
-34(-1.55%)
時価総額 1,454,996百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17
9252 東証グロース
2,180
11/22 15:19
-7(-0.32%)
時価総額 6,634百万円
各種ライフラインの手続き代行サービス「まるっとシリーズ」を手掛ける。ECサイトでの商品販売、コンタクトセンター事業等も。新規事業への参入等を成長戦略として掲げる。生命保険の代理店事業は規模拡大予定。 記:2024/06/03