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新興市場見通し:マザーズ終値で3月高値上回る、IPO賑わい戻りビジョナル上場へ

2021/4/17 14:40 FISCO
*14:40JST 新興市場見通し:マザーズ終値で3月高値上回る、IPO賑わい戻りビジョナル上場へ 今週の新興市場では、マザーズ指数が週初こそ調整を強いられたものの、週末にかけて大きく挽回してきた。まだ株式相場全体の地合いや米長期金利の動向といった環境睨みのムード、それに直近高値での節目意識といったものは窺えるものの、日足チャート上では25日移動平均線に沿って下値を切り上げ。週末は米長期金利の低下が追い風となったほか、「まん延防止等重点措置」適用拡大でIT・インターネット関連株を見直す動きも見られた。なお、週間の騰落率は、日経平均が-0.3%であったのに対して、マザーズ指数は+0.5%、日経ジャスダック平均は+0.1%だった。マザーズ指数は終値ベースで3月18日高値(1249.53pt)を上回り、1250pt台に乗せてきた。 個別では、マザーズ時価総額トップのメルカリ<4385>が週間で2.5%高。決算が好感されたマネーフォワード<3994>は同19.0%高、EC(電子商取引)関連のBASE<4477>は同15.6%高と大きく上昇した。売買代金上位では、決算発表のオキサイド<6521>やレーティング付与観測のQDレーザ<6613>といった今年上場組の一角が大幅高。また、ウォンテッドリー<3991>が週間のマザーズ上昇率トップとなった。一方、フリー<4478>は同1.4%安、JMDC<4483>は同5.0%安と軟調。売買代金上位ではウェルスナビ<7342>が週初売りに押され、チームスピリット<4397>などが下落率上位に顔を出した。ジャスダック主力はハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同3.6%安、日本マクドナルドHD<2702>が同1.4%安と全般に軟調。ただ、イメージ ワン<2667>や環境管理センター<4657>が賑わい、上昇率上位に並んだ。一方、サン電子<6736>などが下落率上位に顔を出した。IPOでは東証1部上場の紀文食品<2933>が初値こそ穏当だったものの、その後大幅に上昇。マザーズ上場のサイバートラスト<4498>は公開価格の4倍を超える初値を付けた。 来週の新興市場では、マザーズ指数が取引時間中の3月高値(1256.51pt)も上回ってくることに期待したい。新興株への資金流入が強まっている印象はなお乏しいが、IPO銘柄が賑わいを取り戻してきているのを見ると、個人投資家の物色意欲の根強さが窺える。日経平均のこう着感が強まってきたことに加え、海外勢の米債買い観測による米長期金利の伸び悩み、「まん延防止」拡大でのIT・ネットサービス見直しの動きなども支援材料となるだろう。 以前当欄で取り上げたマネーフォワードは決算をきっかけに割り負け修正に動き始めた感がある。一部の有力銘柄に投資資金が集中しがちだったこともあり、決算発表本格化を前に「優良割り負け銘柄」に注目してみるのも良いだろう。なお、来週は4月20日にマクアケ<4479>、23日にニッポン高度紙工業<3891>などが決算発表を予定している。「応援購入サービス」のマクアケ、セパレータ(絶縁材)の高度紙とも好業績が続くか注目されそうだ。 IPO関連では、4月22日にビジョナル<4194>とステラファーマ<4888>がマザーズへ、ネオマーケティング<4196>がジャスダックへそれぞれ新規上場する。転職サイト「ビズリーチ」のビジョナルはメルカリ<4385>以来の大型マザーズIPO。公開株の9割近くが海外配分となったが、海外勢の需要は旺盛だったとみられている。3社同時上場による初値買い分散なども想定されるが、好調な出足に期待したい。 《FA》
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ビジネスSNSプラットフォーム「ウォンテッドリー」を運営。企業向けサブスク型採用サービスの利用料収入が収益源。登録企業ユーザー数は4万社。ストック収益は横ばい。営業費用は減少。24.8期1Qは増益。 記:2024/01/28
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4194 東証プライム
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-7(-2.38%)
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6521 東証グロース
2,743
3/28 15:00
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6613 東証グロース
542
3/28 15:00
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6736 東証スタンダード
3,425
3/28 15:00
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7342 東証グロース
1,654
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-16(-0.96%)
時価総額 97,143百万円
全自動で資産運用をするロボアドバイザーサービス「ウェルスナビ」を運営。20~50代の勤労世代が主要顧客。運用者数は38.3万人。増収効果等により、23.12期3Q累計は大幅増益。預かり資産は1兆円突破。 記:2024/01/13