マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/24 4:53:46
15,129,018
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~「メジャーSQ」や「幕間つなぎの物色」

2020/12/10 12:51 FISCO
*12:51JST 後場に注目すべき3つのポイント~「メジャーSQ」や「幕間つなぎの物色」 10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反落、「メジャーSQ」や「幕間つなぎの物色」 ・ドル・円はしっかり、クロス円がけん引 ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がダイキン工業<6367> ■日経平均は反落、「メジャーSQ」や「幕間つなぎの物色」 日経平均は反落。88.97円安の26728.97円(出来高概算5億4000万株)で前場の取引を終えている。 9日の米株式市場でNYダウは反落し、105ドル安となった。良好な経済指標を好感して買いが先行したものの、追加経済対策を巡りトランプ政権が新たに提示した9160億ドル規模の妥協案を民主党が却下。これを共和党のマコネル上院院内総務が非難し、年内の合意成立への期待が後退した。英国で接種が開始された米ファイザーなどの新型コロナウイルスワクチンについて、2人に激しいアレルギー反応のような症状が出たと伝わったことも警戒されたようだ。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は1.9%安と5日ぶりに反落。本日の日経平均は米株安の流れを引き継いで129円安からスタートすると、朝方には一時26639.98円(177.96円安)まで下落。その後は軟調もみ合いが続いた。 個別では、エムスリー<2413>、東エレク<8035>、SUMCO<3436>、村田製<6981>が2%超の下落。米市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が3%近く下落したことを受けて半導体関連株の下げが目立ち、ルネサス<6723>は5%を超える下落となっている。その他ではソニー<6758>が軟調で、日本電産<6594>やリクルートHD<6098>は小安い。中小型株では決算が嫌気されたACCESS<4813>が急落し、アトラ<6029>などが東証1部下落率上位に顔を出している。一方、ソフトバンクG<9984>が6%を超える上昇となり、連日で年初来高値を更新。トヨタ自<7203>、ANA<9202>も堅調で、任天堂<7974>やソフトバンク<9434>は小高い。三井金<5706>は新電池への期待から急伸。また、名村造船<7014>などが東証1部上昇率上位に顔を出している。 セクターでは、精密機器、金属製品、サービス業などが下落率上位。半面、情報・通信業、空運業、石油・石炭製品などが上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の54%、対して値上がり銘柄は40%となっている。 本日の東京市場では米国株の反落とともに売りが先行した。とはいえ、明日は先物・オプション12月物の特別清算指数算出(SQ)が控えており、下値を探る展開とはなっていない。日経平均の日足チャートを見ると、26600円台に位置する5日移動平均線が下値を支える格好となっているが、本日はややこう着感が強い印象で、ここまでの上下の値幅は105円ほど。ただ、東証1部売買代金は1兆1000億円あまりあり、現物株の売買はさほど落ち込んでいないようだ。 今週に入ってからの日経平均は、8日に26500円を割り込む場面こそあったものの、結局のところ高値圏でのもち合いが続いている。年末前の休暇ムードからか、日経平均先物のロールオーバー(期先物への乗り換え)は比較的早い段階から粛々と進んでいた印象で、波乱らしい波乱は起きていない。26750円近辺での順当なSQ通過が意識されているのかもしれない。 現物株市場を見ると、米ハイテク株安の流れを引き継いで東エレクなどの値がさグロース(成長)株が軟調で、日経平均の押し下げ役となっている。米国の主要ハイテク株は個人投資家からの人気が高く、現金給付などを含む経済対策への期待が後退すると、個人投資家の買いが途切れるとのイメージから売られやすいのだろう。IT化進展に伴う半導体需要の高まりも伝わっているものの、株式市場での需給悪化懸念の方が勝った格好だ。 一方、売買代金上位の動向やセクター騰落率などを見ると、値がさグロース株の調整とともに景気敏感株に循環的な買いが向かっているようだ。1銘柄で日経平均を約107円押し上げたソフトバンクG、それに日経平均構成銘柄で上昇率トップとなった三井金あたりの賑わいからは、短期の値幅取りを狙った材料株・テーマ株物色がまずまず活発であることも窺える。15日から「IPO(新規株式公開)ラッシュ」がスタートするのを前に、幕間つなぎ的な物色が中心となっているのだろう。 メジャーSQ前の需給状況に、値がさグロース株と景気敏感株の短期リバーサル、個人投資家の短期的な物色などが重なり、日経平均が高値もち合いをキープする展開は従来当欄で予想していたとおりと言える。一方、来週からは「IPOラッシュ」開始による新規上場銘柄の賑わいに期待したい。 ■ドル・円はしっかり、クロス円がけん引 10日午前の東京市場でドル・円はしっかりの値動きとなり、104半ばに浮上した。英国と欧州連合(EU)との通商協議で合意は持ち越しとなったが、最終的な合意を見込んだクロス円の上昇がドル・円を押し上げた。ただ、日経平均株価の軟調地合いで、日本株安を嫌気した円買いは根強い。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は104円20銭から104円45銭、ユーロ・円は125円86銭から126円27銭、ユーロ・ドルは1.2076ドルから1.2090ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・メディア工房<3815>、タカトリ<6338>など、11銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がダイキン工業<6367> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・10-12月期法人企業景気予測調査・大企業全産業景況判断指数:2.0(7-9月期:2.0) ・日・11月国内企業物価指数:前年比-2.2%(予想:-2.2%、10月:-2.1%) 【要人発言】 ・ジョンソン英首相 「合意は英国の独立と主権を尊重する必要。状況は依然として困難」 ・中国商務省 「豪州産ワインの輸入で、一時的な反補助金の相殺関税措置を発動」 <国内> 特になし <海外> ・16:00 英・10月鉱工業生産(前月比予想:+0.3%、9月:+0.5%) ・16:00 英・10月貿易収支(予想:-95.50億ポンド、9月:-93.48億ポンド) 《HH》
関連銘柄 21件
2413 東証プライム
1,425
11/22 15:30
-12.5(-0.87%)
時価総額 967,675百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
3436 東証プライム
1,253
11/22 15:30
+4.5(0.36%)
時価総額 438,769百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
3815 東証グロース
439
11/22 15:30
-1(-0.23%)
時価総額 4,961百万円
デジタルコンテンツ配信会社。占いがメインのコンテンツを配信。国内最大級の無料占い及びコラムサイト「カナウ」を運営。通話アプリ「きゃらデン」等も。事業の選択と集中実施。26.8期売上高28億円目標。 記:2024/10/20
4813 東証プライム
1,319
11/22 15:30
-7(-0.53%)
時価総額 52,276百万円
Whitebox向けネットワークOS等のネットワーク事業、IoT事業、ブラウザコンポーネントの提供等のWebプラットフォーム事業を手掛ける。IoT分野は成長。ネットワーク事業を注力分野に位置付け。 記:2024/10/21
5706 東証プライム
4,772
11/22 15:30
+57(1.21%)
時価総額 273,827百万円
1874年創業の非鉄金属大手。機能材料部門、金属部門が柱。亜鉛に強み。半導体パッケージ基板向け極薄銅箔、二輪用触媒などで世界トップシェア。機能材料部門では既存分野の深耕、環境貢献製品の創出等に取り組む。 記:2024/08/10
6029 東証スタンダード
131
11/22 15:30
+1(0.77%)
時価総額 1,348百万円
鍼灸接骨院「ほねつぎ」をチェーン展開。機材・消耗品販売、療養費請求代行サービス、モバイル集客予約システム等も手掛ける。ほねつぎチェーンの加盟院の増加に注力。プーマランニングハウスに水素ガス発生装置を提供。 記:2024/10/22
9,824
11/22 15:30
+288(3.02%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6338 東証スタンダード
1,890
11/22 15:30
-9(-0.47%)
時価総額 10,378百万円
産業機械メーカー。パワー半導体材料(SiC)向け加工機で世界トップシェア。液晶パネル研磨洗浄工程装置、繊維加工機器、医療機器等も。海外売上高比率が高い。半導体製造機器ではパワー半導体向け装置が販売順調。 記:2024/07/26
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(-0.49%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(-1.72%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
2,012
11/22 15:30
-3(-0.15%)
時価総額 3,763,677百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(-0.12%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(-0.31%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7014 東証スタンダード
1,621
11/22 15:30
-10(-0.61%)
時価総額 112,475百万円
1911年創業の造船中堅。タンカー、バルクキャリアー、コンテナ船など船舶の製造を行う。大型商船に強み。船舶の修繕、鉄鋼構造物の製造・販売等も。建造能力の強化推進。経営資源の「選択と集中」の深化図る。 記:2024/10/12
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(-0.37%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(-0.45%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9202 東証プライム
2,838
11/22 15:30
+0.5(0.02%)
時価総額 1,374,426百万円
国内最大手の航空会社。全日本空輸(ANA)が中核。ピーチ、エアージャパンなども傘下に持つ。航空事業のほか、旅行事業、商社事業等も手掛ける。国際線、国内線ともに旅客需要増。貨物事業の拡大等に取り組む。 記:2024/08/02
9434 東証プライム
193.7
11/22 15:30
+0.8(0.41%)
時価総額 9,235,494百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(1.13%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(0.42%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17