マーケット
4/24 15:15
38,460.08
+907.92
38,503.69
+263.71
暗号資産
FISCO BTC Index
4/25 6:32:44
10,005,888
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:波乱後のマザーズ指数の反発力見極め、キオクシアなどIPO発表

2020/8/29 15:32 FISCO
*15:32JST 新興市場見通し:波乱後のマザーズ指数の反発力見極め、キオクシアなどIPO発表 今週の新興市場では、週末にかけてマザーズ指数が大きく下落した。それまでは高値もち合いが続き、8月27日には取引時間中の年初来高値1156.50ptを付けた。しかし、同日行われたパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を受け、日米の株式市場で景気敏感系のバリュー(割安)株が買われるとともにグロース(成長)株に売りが出て、マザーズ市場にもこうした流れが波及。さらに安倍晋三首相が辞任の意向を示したと伝わると持ち高を解消する売りが加速した。なお、週間の騰落率は、日経平均が-0.2%であったのに対して、マザーズ指数は-4.7%、日経ジャスダック平均は-0.4%だった。 個別では、メルカリ<4385>が週間で8.8%安、フリー<4478>が同12.2%安、BASE<4477>が同14.8%安とマザーズ時価総額上位は全般軟調。特にこれまでマザーズ指数の上昇をけん引してきた新興IT・インターネット企業の下落が目立った。また、投資資金の流入が顕著だった直近IPO銘柄も逆回転がかかり、ティアンドエス<4055>が週間の売買代金、下落率でマザーズトップとなった。同じく直近上場のモダリス<4883>も週末にかけて値を消した。一方、AI inside<4488>が同0.3%高、Sansan<4443>が同3.0%高と比較的堅調。売買代金上位ではジーエヌアイグループ<2160>などが買われ、リファインバース<6531>が上昇率トップだった。ジャスダック主力もワークマン<7564>が同3.9%安、日本マクドナルドHD<2702>が同2.3%安とおおむね軟調だったが、東映アニメーション<4816>は同1.9%高。売買代金上位ではSpeee<4499>や出前館<2484>が売り優勢で、ストリームメディアコーポレーション<4772>などが週間のジャスダック下落率上位に顔を出した。一方、不二硝子<5212>やランシステム<3326>は2倍以上に急上昇した。IPOでは、ニューラルポケット<4056>が公開価格の約5.7倍、インターファクトリー<4057>が約5.3倍となる初値を付けた。 来週の新興市場では、マザーズ指数の反発力を睨みながらの相場展開となりそうだ。週明けは安倍首相の辞任表明を受けた混乱もひとまず落ち着くだろうし、今週末の米国市場ではナスダック総合指数が再び過去最高値を更新しており、新興ハイテク株の人気も戻ってくるだろう。ただ、次期政権を巡る不透明感は日本株全体の重しとなる可能性があり、先週末にかけての株価急落で株式需給が悪化したとみられる新興株が多いことも気掛かり。 BASEやAI insideは株価トレンドが大きく崩れてはおらず、直近の決算の好印象も強いため押し目買いが入りやすいかもしれない。また、マザーズ主力のなかでも比較的出遅れ感があるSansanやJTOWER<4485>に見直しの動きが出てくる可能性もありそうだ。なお、来週は8月31日にウチダエスコ<4699>、9月4日にテラ<2191>などが決算発表を予定している。 IPO関連では、次の新規上場企業は9月17日の雪国まいたけ<1375>となる。仮条件発表は1日、ブックビルディング期間は翌2日から。また、今週はキオクシアHD<6600>(10月6日、東証1部または2部)など4社の新規上場が発表されている。現時点でのIPO件数は9月が9社、10月が2社。キオクシアHDは上場時時価総額が2兆円を超え、2018年12月のソフトバンク<9434>以来の大型IPOとなる見込みだ。 《FA》
関連銘柄 23件
2160 東証グロース
2,490
4/24 15:00
+6(0.24%)
時価総額 118,245百万円
創薬ベンチャー。中国を拠点に、新薬探索や臨床開発から製造、販売まで一貫して行う。ライセンス供与等も。医薬品事業は伸長。主力医薬品「アイスーリュイ」の売上収益が過去最高。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/03/05
2191 東証スタンダード
2
8/22 15:00
-2(-50%)
時価総額 51百万円
樹状細胞ワクチン療法を中心とした癌治療技術を医療機関に提供。医薬品事業、新型コロナ迅速抗体検査キットの販売等も手掛ける。特定細胞加工物の受託製造事業の営業強化。減損損失剥落。22.12期1Qは損益改善。 記:2022/05/27
2484 東証スタンダード
288
4/24 15:00
-2(-0.69%)
時価総額 37,945百万円
フードデリバリー専門サイトを運営。配達代行サービスに強み。アクティブユーザー数は618万人。スポーツチームなどとの連携強化を図る。売上原価の適正化は順調に進む。販管費は減少。24.8期1Qは損益改善。 記:2024/02/03
6,900
4/24 15:00
-80(-1.15%)
時価総額 917,424百万円
国内最大のハンバーガーチェーン。外食でも上位。米マクドナルドのライセンス下で国内マクドナルドを展開。夜メニューや新商品開発を推進。デジタルやデリバリーの活用で利便性向上。業容好調で23.12期は増収増益。 記:2024/02/29
3326 東証スタンダード
406
4/24 15:00
-6(-1.46%)
時価総額 1,779百万円
複合カフェを直営・FCで全国展開。システム外販も。12カ月決算復帰の24.3期3Q累計はシステム外販が好調。複合カフェの不採算直営店閉鎖を進めて営業黒字に。4Qに児童発達支援子会社の譲渡に伴う特益計上へ。 記:2024/04/11
4055 東証グロース
1,671
4/24 15:00
+54(3.34%)
時価総額 12,755百万円
システム開発会社。製造業の生産管理システムシステム等の開発、運用、保守を主力に、半導体関連のシステムやインフラ構築、AI関連ソフトの開発を行う。今期1Qの売上高は過去最高を更新も、人材採用投資等が重し。 記:2024/04/13
4056 東証グロース
990
4/24 15:00
+27(2.8%)
時価総額 14,290百万円
独自の深層学習モデルや開発・運用支援ツールによるAI解析サービスやエッジAI機器、LEDサイネージ、AIライセンスを提供する。23年12月期はAIサービスが堅調も、研究開発費や人件費が重しとなった。 記:2024/04/13
4057 東証グロース
510
4/24 10:05
+5(0.99%)
時価総額 2,043百万円
クラウド型ECプラットフォーム「ebisumart」を展開。ECサイト構築ツールSaaS型非カート型市場でトップシェア。クラウドコマースプラットフォーム事業は伸び悩む。24.5期2Q累計は業績苦戦。 記:2024/01/28
4385 東証プライム
1,808.5
4/24 15:00
+59(3.37%)
時価総額 290,935百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4443 東証プライム
1,467
4/24 15:00
+67(4.79%)
時価総額 183,404百万円
柱の法人向け名刺管理サービスは営業DXサービスに進化中。インボイス管理サービスなども。24.5期上期はインボイス管理の有料契約件数が倍増。営業DXの契約件数や名刺アプリの利用者数も順調に増えて収益急改善。 記:2024/02/06
4477 東証グロース
274
4/24 15:00
±0(0%)
時価総額 30,685百万円
低コスト・専門知識不要でネットショップの作成・運営ができるプラットフォーム「BASE」を運営。決済サービスも。PAY.JP事業は売上伸長。利用ショップ数、利用金額は増加続く。23.12期通期は2桁増収。 記:2024/02/25
4478 東証グロース
2,840
4/24 15:00
+102(3.73%)
時価総額 161,531百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4485 東証グロース
3,380
4/24 15:00
+45(1.35%)
時価総額 86,738百万円
通信インフラサービス会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、電源等の通信インフラのシェアリングサービスを提供する。今期3Q累計はタワー移管が想定以上に推移した。シェアリングも堅調に推移した。 記:2024/04/15
4488 東証グロース
6,280
4/24 15:00
-30(-0.48%)
時価総額 25,107百万円
AIを活用したクラウド型の手書き文字認識ツールを開発・販売。OEM提供も。「DX Suite」利用ライセンスは増加。リカーリング型モデルは売上堅調。特別損失のはく落等により、24.3期3Qは最終黒字転換。 記:2024/02/13
4499 東証スタンダード
1,629
4/24 15:00
+30(1.88%)
時価総額 16,652百万円
データ分析によるマーケティングやDX支援のサービスに加え、不動産販売やリフォーム、介護施設サイトの運営等を行う。レガシー産業DX事業は売上堅調。加盟企業数、ユーザー数が増加。24.9期1Qは2桁増収。 記:2024/02/23
4699 東証スタンダード
4,120
5/26 14:53
+5(0.12%)
時価総額 14,832百万円
内田洋行傘下のICTサービス会社。学校や自治体向けに強み。オフィス移転やOA消耗品販売も。オフィスシステム事業は堅調。働き方改革に対応したリニューアル案件の増加などが寄与。22.7期1Qは大幅増益。 記:2022/01/26
145
4/24 15:00
+1(0.69%)
時価総額 16,806百万円
K-POPアーティストのIPを活用したビジネスを展開。韓流放送チャンネルの運営も。韓国企業傘下。大型コンサートの開催等でエンターテインメント事業は伸長。23.12期通期は黒字転換。24.12期は増収計画。 記:2024/04/07
4816 東証スタンダード
2,589
4/24 15:00
-20(-0.77%)
時価総額 543,690百万円
東映系アニメ制作会社。プリキュアやドラゴンボールなどの映像制作やキャラクター版権ビジネスを展開。映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」等は好調。その他事業は売上増。24.3期3Qは増収。通期業績予想を上方修正。 記:2024/02/10
4883 東証グロース
77
4/24 15:00
±0(0%)
時価総額 2,585百万円
創薬ベンチャー。独自のゲノム編集技術による遺伝性遺伝子疾患の治療薬の研究開発や技術提供を行う。MDL-101がリードプログラム。研究開発費は増加。減損損失の減少等により、23.12期通期は最終損益改善。 記:2024/03/05
5212 東証スタンダード
1,681
3/18 14:59
-6(-0.36%)
時価総額 3,601百万円
医療用ガラス器具メーカー。注射剤容器のアンプルに強み。管瓶・試験管も。昨年11月にMBOに向けたTOB実施を発表。TOB価格は1700円。TOB成立し、3月19日付で上場廃止に。24.3期3Q累計は増益。 記:2024/03/09
6531 マザーズ
1,273
6/28 14:59
+16(1.27%)
時価総額 4,201百万円
産業廃棄物処理事業が主力。再生樹脂製造販売事業も手掛ける。首都圏の廃タイルカーペットの約6割を再生処理。リサイクルナイロン樹脂「リアミド」は引き合い増加。21.6期1Qは再生樹脂製造販売事業が損益改善。 記:2020/11/22
7564 東証スタンダード
3,935
4/24 15:00
+10(0.25%)
時価総額 322,068百万円
建設現場・工場向けワークウェアや作業用品の大手専門店。女性向けや子供服、シューズ、雨具等も。1006店舗展開。27店舗の新規出店実施。PB商品の売上比率は上昇。新規出店効果等で24.3期3Qは増収。 記:2024/04/08
9434 東証プライム
1,859
4/24 15:00
+10.5(0.57%)
時価総額 8,899,303百万円
大手キャリア。個人向けのモバイル通信やブロードバンド、法人向け通信ソリューション、プロダクト等の販売、ファイナンスを行う。今期3Q累計は増収も、ペイペイの子会社化に伴う差益の剥落等が利益に影響した。 記:2024/03/04