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新興市場見通し:決算ピーク通過で一段の中小型株シフトも、循環物色継続へ

2020/5/16 15:13 FISCO
*15:13JST 新興市場見通し:決算ピーク通過で一段の中小型株シフトも、循環物色継続へ 先週の新興市場では、日経平均が一時20500円台に乗せてからやや調整する一方、マザーズ指数は6週連続での上昇となった。前の週までの急ピッチの上昇をけん引してきたアンジェス<4563>が失速。メルカリ<4385>も上げが一服したものの、他のバイオ・ヘルスケア関連株やIT・インターネットサービス関連株に資金が向かった。決算を手掛かりとした物色も活発で、1日のマザーズ売買代金は1000億円台後半を維持している。なお、週間の騰落率は、日経平均が-0.7%であったのに対して、マザーズ指数は+2.0%、日経ジャスダック平均は+1.2%だった。マザーズ指数の日足チャートは800pt台前半でのもみ合い形状となっている。 個別では、マザーズ時価総額上位のラクス<3923>が週間で4.3%高、弁護士ドットコム<6027>が同5.9%高と堅調。医療データ分析等のJMDC<4483>は同22.4%高となり、時価総額3位に浮上した。テーマ性のみならず、決算で業績の順調な伸びが評価された。売買代金上位ではサイバーセキュリティクラウド<4493>、Aiming<3911>、イグニス<3689>などが大きく上昇。また、上期決算が大幅な増収増益となったメドピア<6095>などが週間のマザーズ上昇率上位に顔を出した。一方、前述のメルカリは週を通じ5日続落し、同4.4%安となった。アンジェスは週末にかけてやや持ち直したものの、結局同6.2%安で時価総額6位に後退。また、ピクスタ<3416>などが下落率上位に顔を出した。ジャスダック主力では日本マクドナルドHD<2702>が同3.4%高、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同4.1%高と堅調。ワークマン<7564>は一部地域での緊急事態宣言の解除を受けて同16.4%高となった。また、日本ラッド<4736>などが週間のジャスダック上昇率上位に顔を出した。一方、セリア<2782>が同3.6%安となり、テラ<2191>やホロン<7748>は売りがかさんだ。 今週の新興市場では、前回の当欄での見立てどおり、中小型株の循環物色の流れが続きそうだ。新型コロナウイルスの影響で今週以降も企業の決算発表が続く。ただ、ピークだった先週から件数は大きく減るため、値幅の大きさを求める個人投資家の物色は中小型の材料株やテーマ株に一段と向かいやすくなると考えられる。米中摩擦など外部環境に不透明感はあるが、上場投資信託(ETF)買い入れなどの日銀のサポートで日経平均はまずまず底堅く推移しており、個人投資家にとって安心感につながるだろう。 前述のJMDCなどは決算を受けて一部証券会社の目標株価引き上げが観測されている。新興市場の主力銘柄もおおむね決算発表を終え、引き続き投資判断見直しの動きが出てきそうだ。好業績銘柄に改めて注目するのも一案だろう。なお、今週は5月20日にFRONTEO<2158>、22日にチエル<3933>、アドベンチャー<6030>、NITTOKU<6145>、ザインエレクトロニクス<6769>などが決算発表を予定している。教育ICT関連のチエルは前第3四半期までを大幅な増収・黒字転換で通過しており、通期での着地が注目されそうだ。 IPO関連では、先週も新たな新規上場企業は発表されていない。直近上場銘柄ではサイバーセキュリが改めて賑わっているとはいえ、テーマ性等で選別が進んでいるようだ。 《FA》
関連銘柄 22件
2158 東証グロース
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独自開発のAIエンジン「KIBIT」を活用し、eディスカバリ支援やデジタル鑑識等のサービスを提供。塩野義製薬と戦略的業務提携。ライフサイエンスAI分野は増収。特別損失減少。24.3期3Qは最終損益改善。 記:2024/04/16
2191 東証スタンダード
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8/22 15:00
-2(-50%)
時価総額 51百万円
樹状細胞ワクチン療法を中心とした癌治療技術を医療機関に提供。医薬品事業、新型コロナ迅速抗体検査キットの販売等も手掛ける。特定細胞加工物の受託製造事業の営業強化。減損損失剥落。22.12期1Qは損益改善。 記:2022/05/27
6,860
4/25 15:00
-40(-0.58%)
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国内最大のハンバーガーチェーン。外食でも上位。米マクドナルドのライセンス下で国内マクドナルドを展開。夜メニューや新商品開発を推進。デジタルやデリバリーの活用で利便性向上。業容好調で23.12期は増収増益。 記:2024/02/29
2782 東証スタンダード
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4/25 15:00
+40(1.45%)
時価総額 211,897百万円
100円ショップ業界2位。主力は日本製グッズ。独自の企画商品や流通システムに強み。女性視点の品揃えにも定評。1998店舗展開。直営店61店舗を新規出店。24.3期2Qは増収。収益面は販管費の増加等が重し。 記:2024/01/16
3416 東証グロース
866
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デジタル素材販売会社。ット上で投稿された写真やイラスト、動画、音楽等のデジタル素材を販売する「PIXTA」を運営する。23年12月期は売上高と営業益が会社予想を上回った。円高や広告宣伝費抑制等が寄与した。 記:2024/02/14
3689 マザーズ
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6/29 15:00
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時価総額 46,950百万円
恋愛・婚活マッチングサービス「with」のマッチング事業が主力。バーチャルライブプラットフォームの運営等も展開。withは口コミによる新規流入数が増加傾向。21.9期2Qはマッチング事業が2桁増収。 記:2021/06/07
3911 東証グロース
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スマホゲームを開発・運営する。高度な通信技術が必要な大規模多人数同時接続型ゲームに強み。23.12期通期は2桁増収。「タップハンター~剣と魔法の放置RPG~」の配信を開始。コロプラと資本業務提携。 記:2024/03/04
3923 東証プライム
1,557
4/25 15:00
-51.5(-3.2%)
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経費精算クラウド「楽楽清算」や明細発行のソフトウェアを手掛けるBtoB・SaaS企業。中堅中小企業向けのバックオフィス業務効率化クラウドを展開。IT人材派遣も事業領域。業容好調で3Q累計は増収・利益急伸。 記:2024/03/28
3933 東証スタンダード
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授業支援システムやデジタル教材を提供。進路支援サービスなども。24.3期3Q累計は進路相談会が開催減。だが授業支援ツールや情報セキュリティ関連が堅調。前期買収会社も上乗せ。通期営業最高益・連続増配を計画。 記:2024/03/12
4385 東証プライム
1,783.5
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国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4483 東証プライム
3,246
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-21(-0.64%)
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匿名加工化された疫学データを製薬会社や保険会社などに提供。遠隔画像診断サービスも。オムロンの連結子会社。ヘルスビッグデータは堅調。取引先健康保険組合数などが増加。24.3期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/02/04
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4563 東証グロース
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±0(0%)
時価総額 8,753百万円
大阪大医学部発のバイオベンチャー。遺伝子医薬やDNAワクチンのバイオ医薬品を開発。受託数の順調増で手数料収入は伸長。研究開発費は減少。23.12期通期は損益改善。24.12期は大幅増収、損益改善計画。 記:2024/03/05
4736 東証スタンダード
982
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6027 東証グロース
2,856
4/25 15:00
-127(-4.26%)
時価総額 63,626百万円
国内最大級の「弁護士ドットコム」を運営し、法律トラブルの解決支援を行う。電子契約の「クラウドサイン」等も。クラウドサインは売上好調。大企業、地方自治体中心に導入進む。24.3期3Q累計は業績堅調。 記:2024/03/04
6030 東証グロース
3,375
4/25 15:00
-45(-1.32%)
時価総額 25,316百万円
旅行サイト運営会社。格安航空券の予約サイト「スカイチケット」を運営。航空券の検索や予約、販売等のサービスを提供。積極的な広告投資継続。アプリは2000万DL超。M&A効果等で、24.6期2Qは2桁増収。 記:2024/03/04
6095 東証プライム
679
4/25 15:00
-10(-1.45%)
時価総額 14,681百万円
医師や製薬会社、薬局向けのプラットフォームの運営を通じて、リサーチや人材サービス等のサービスを提供。薬局予約サービス「やくばと」中心に戦略的投資継続。24.9期1Qは増収増益。売上、利益ともに進捗順調。 記:2024/03/31
6145 東証スタンダード
1,930
4/25 15:00
-4(-0.21%)
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精密FAメーカー。コイル自動巻線機で世界トップシェア。巻線機を組み込んだ大量生産向け多軸・全自動システムで競争力を発揮。海外拠点への移管により生産効率化を推進。受注残高過去最高更新で、3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
3,810
4/25 15:00
-90(-2.31%)
時価総額 366,960百万円
小型精密制御減速装置大手。減速機の位置決め精度が最も高い波動歯車装置で世界首位。日本は工場稼働率の低下等が響く。24.3期3Qは北米が好調。手術支援ロボット関連向け、アミューズメント機器向けが需要増。 記:2024/02/26
6769 東証スタンダード
1,132
4/25 15:00
-38(-3.25%)
時価総額 13,969百万円
半導体ファブレスメーカー。高速インターフェイスLSIやカメラソリューション、通信モジュール等を展開。23.12期通期はAIOT事業が黒字転換。大口向け出荷が順調。AIサーバー等データサーバー事業に参入。 記:2024/04/16
7564 東証スタンダード
3,915
4/25 15:00
-20(-0.51%)
時価総額 320,431百万円
建設現場・工場向けワークウェアや作業用品の大手専門店。女性向けや子供服、シューズ、雨具等も。1006店舗展開。27店舗の新規出店実施。PB商品の売上比率は上昇。新規出店効果等で24.3期3Qは増収。 記:2024/04/08
7748 JQスタンダード
3,115
3/29 15:00
-105(-3.26%)
時価総額 11,912百万円
半導体の検査・測定装置を展開。マスク用電子ビーム微小寸法測定装置やマスク用元素分析欠陥検査装置を手掛ける。電子ビーム制御技術に定評。次世代機は開発順調。為替差益は増加。22.3期3Qは2桁増収増益。 記:2022/02/14