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後場に注目すべき3つのポイント~スピード調整と海外情勢睨みと

2019/9/25 12:43 FISCO
*12:43JST 後場に注目すべき3つのポイント~スピード調整と海外情勢睨みと 25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は4日ぶり反落、スピード調整と海外情勢睨みと ・ドル・円は小じっかり、NZドル・円が押し上げ ・値下がり寄与トップはソフトバンクグループ<9984>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は4日ぶり反落、スピード調整と海外情勢睨みと 日経平均は4日ぶり反落。110.56円安の21988.28円(出来高概算5億6000万株)で前場の取引を終えている。 24日の米株式市場でNYダウは反落し、142ドル安となった。トランプ大統領が国連総会で中国の貿易慣行などを批判したほか、下院がトランプ氏の弾劾調査を開始すると伝わり、米中摩擦や政治混乱への懸念から売りが出た。また、9月消費者信頼感指数などの経済指標が市場予想を下回ったことも景気減速への懸念につながった。為替相場は1ドル=107円近辺まで円高方向に振れる場面があり、本日の日経平均は米株安や円高を嫌気して137円安からスタート。寄り付き後は21900円台でもみ合う展開が続いた。前場の高値は21999.26円(99.58円安)、安値は21906.00円(192.84円安)。東証1部の値下がり銘柄は全体の6割強、対して値上がり銘柄は2割強となっている。 個別では、任天堂<7974>が売買代金トップで4%の下落。20日に発売したゲーム機「ニンテンドースイッチライト」の初動が期待以下との見方が出ている。ソフトバンクG<9984>は2%超下落し、日経平均の押し下げ役となった。その他売買代金上位ではトヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>などが軟調。ファナック<6954>などの設備投資関連株や、SUMCO<3436>などの半導体関連株の一角は軟調ぶりが目立つ。業績観測が報じられたニトリHD<9843>は4%の下落。一部証券会社が液晶パネルの需給緩和を指摘し、シャープ<6753>は5%の下落となった。一方、スマートフォンゲーム「ドラゴンクエストウォーク」が好調のコロプラ<3668>は大幅に6日続伸し、連日で年初来高値を更新。レーティング引き上げ観測のルネサス<6723>、株式分割実施を発表した神戸物産<3038>も大きく上昇した。売買代金上位ではソニー<6758>、武田薬<4502>、村田製<6981>などがしっかり。セクターでは、その他製品、石油・石炭製品、機械などが下落率上位。反面、電気・ガス業、空運業、医薬品などが上昇率上位だった。 本日の東京市場では売りが先行し、日経平均は3ケタの下落でスタートすると、そのまま22000円手前でもみ合う展開となった。前日の当欄でも指摘したとおり、9月に入ってからの上昇ピッチが急だったうえ、22000円台を回復してから上値の重さも見られたため、目先の利益を確定する売りが出やすいところではあっただろう。この程度の下落であれば想定内の調整と考えられる。9月末の権利付最終売買日が明日に迫り、株価指数連動型運用(パッシブ運用)での配当再投資に絡んだ先物買い需要(市場推計で6000~7000億円規模)への期待は根強い。為替の円高進行も一服。日経平均は22000円を割り込んでも大きく売り込まれる流れとはなっていない。 ただ、再来週に開催される見通しとなった米中閣僚級協議や、来年の米大統領選を睨んだ駆け引きも見られるようになってきた。現時点で米中摩擦激化や米政治混乱への警戒感が市場で強まっている印象はさほどないが、トランプ氏や米政府要人の発言に一喜一憂する場面は増えてくると考えられる。日経平均は前述したスピード調整の意味合いも含め、22000円近辺で一進一退の展開となりそうだ。 ■ドル・円は小じっかり、NZドル・円が押し上げ 25日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。日本株安で円買いが先行したが、NZドル・円などクロス円の上昇でドルは107円半ばに値を上げた。 ドル・円は、日経平均株価が軟調地合いとなり22000円を割り込んだことで円買い基調に振れやすい地合いとなった。ただ、NZ準備銀は本日開催した定例会合で政策金利の据え置きを決定。利下げ見送りが好感され、NZドル・円の上昇がクロス円に波及。 ドルはクロス円にけん引され、一時107円40銭台に上昇。ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続き、目先の日本株安継続への思惑からドルの上昇は一服した。ただ、米株式先物はプラス圏で推移し、今晩の株高を期待したドル買いが観測される。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は107円01銭から107円41銭、ユーロ・円は117円79銭から118円17銭、ユーロ・ドルは1.0997ドルから1.1024ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・メディカルネット<3645>、アミファ<7800>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはソフトバンクグループ<9984>、同2位はファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・王毅中国外相 「米中は知恵と強い信念で両国間の関係を前に進める必要がある」 「米中関係は岐路を迎えている」 ・政井日銀審議委員 「次回の会合で経済・物価動向を改めて点検」 「(物価安定のモメンタムについて)より注意が必要」 ・日銀金融政策決定会合・議事要旨(7月29-30日開催分) 「副作用を緩和する方法を不断に検討する必要」(複数の委員) 「さらなる緩和が必要かどうか慎重な検討が必要」(ある委員) 【経済指標】 ・NZ・8月貿易収支:-15.65億NZドル(予想:-14.00億NZドル、7月:-6.85億NZドル) <国内> ・14:30 政井日銀審議員会見 <海外> ・日米首脳会談(国連総会) 《HH》
関連銘柄 17件
3038 東証プライム
3,734
3/29 14:39
+26(0.7%)
時価総額 1,021,622百万円
冷凍・加工食品など食品中心の「業務スーパー」を展開。デザート・菓子類に大ヒット商品多数。独自の輸入ルートに強み。業務スーパー事業は業績拡大続く。23.10期通期は2桁営業増益。24.10期は増収増益計画。 記:2024/01/27
3436 東証プライム
2,407.5
3/29 14:39
+26(1.09%)
時価総額 843,046百万円
半導体シリコンウエハー専業メーカー。住友と三菱のシリコンウエハ事業の統合により創業。海外売上高比率が高い。日本は売上伸び悩むが、米国や台湾などは売上増。特別利益計上。23.12期3Qは2桁最終増益。 記:2024/01/06
3645 東証グロース
416
3/29 13:42
+5(1.22%)
時価総額 4,482百万円
保険外歯科医療情報サイトを運営。歯科向けのSEO対策やHP製作も。タイでは歯科医院や歯科商社を経営。歯科系新メディアをリリース。メディア・プラットフォーム事業は堅調。24.5期2Q累計は2桁増収。 記:2024/03/04
3668 東証プライム
615
3/29 14:39
-1(-0.16%)
時価総額 79,940百万円
スマホゲームアプリを開発・運営。投資事業も。ブロックチェーンゲーム開発やAI対応を推進中。24.9期は主力作品「白猫プロジェクト」の10周年施策を検討。新規ブロックチェーンゲームは24年初春にリリースへ。 記:2024/01/14
4502 東証プライム
4,183
3/29 14:39
-20(-0.48%)
時価総額 6,618,656百万円
製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
2,661
3/29 14:39
-23(-0.86%)
時価総額 5,206,055百万円
車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、xEV向け製品の売上が増加。金融費用減少。23.12期通期は2桁最終増益。 記:2024/02/13
6753 東証プライム
832.9
3/29 14:39
-7.6(-0.9%)
時価総額 541,724百万円
大手電気機器メーカー。台湾の鴻海精密工業グループ。液晶パネルやテレビ、スマホ、白物家電等を製造、販売する。液晶パネルが主力事業。今期3Q累計はPCやタブレット、スマホ向け液晶ディスプレイが足踏みとなった。 記:2024/02/29
6758 東証プライム
12,995
3/29 14:39
+65(0.5%)
時価総額 16,387,761百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6861 東証プライム
69,610
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-480(-0.68%)
時価総額 16,929,709百万円
世界有数のFA用センサメーカー。商品開発や直接販売に特化し、生産現場と開発分野用途のセンサ、測定器を展開。国内は売上横ばいだが、海外は売上増。24.3期2Qは増収。収益面は販管費の増加などが重し。 記:2024/01/09
6954 東証プライム
4,188
3/29 14:39
-32(-0.76%)
時価総額 4,227,983百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。24.3期2Qはロボット部門が増収。欧米はEV関連向け、一般産業向けともに堅調。 記:2023/12/11
6981 東証プライム
2,830
3/29 14:39
-4.5(-0.16%)
時価総額 5,737,664百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
7203 東証プライム
3,806
3/29 14:39
±0(0%)
時価総額 62,094,841百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7800 東証スタンダード
645
3/29 13:59
+2(0.31%)
時価総額 2,087百万円
百均向けライフスタイル雑貨を企画・卸。デザイン性に強み。クリスマスなどイベント関連商品は販売数が増加。ワンプライス商品、プチプライス商品ともに売上好調。23.9期通期は大幅増収。24.9期は増収増益計画。 記:2024/01/27
7974 東証プライム
8,217
3/29 14:39
-42(-0.51%)
時価総額 10,671,336百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
9843 東証プライム
23,395
3/29 14:39
+575(2.52%)
時価総額 2,677,394百万円
家具・インテリア最大手。企画、製造、物流、販売の一貫体制を構築。商品の8割超を自社開発し、9割超を海外調達。富士通の配送最適化技術を活用した配送ルート作成の運用を開始。業容好調で3Q累計は増収・増益。 記:2024/02/09
9983 東証プライム
47,250
3/29 14:39
+540(1.16%)
時価総額 15,035,942百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,962
3/29 14:39
±0(0%)
時価総額 15,441,114百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10