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主力処はリバランス中心、中小型株は短期値幅取り【クロージング】

2019/9/2 16:13 FISCO
*16:13JST 主力処はリバランス中心、中小型株は短期値幅取り【クロージング】 2日の日経平均は反落。84.18円安の20620.19円(出来高概算8億株)で取引を終えた。トランプ米政権は、中国製品を対象に制裁関税「第4弾」を発動。中国政府も米国と同時刻に報復関税を発動した。先週末は米中協議再開を巡る報道から期待先行の動きをみせていた反動もあり、利食い優勢の展開となった。ただし、米中の政府関係者は協議再開に向けて調整中としているほか、米国市場はレイバーデーの祝日となるため参加者は限られており、様子見姿勢の強い相場展開だった。日経平均は前場の値幅は50円程度にとどまっていたが、後場は30円程度と小動きであり、売買代金は今年最低を記録している。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは、鉱業、陸運、水産農林、倉庫運輸、サービス、小売が下落。半面、海運、非鉄金属、その他金融、保険が小じっかり。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>、ファーストリテ<9983>、第一三共<4568>、信越化<4063>が重石。一方で、東エレク<8035>、アステラス薬<4503>、アドバンテスト<6857>が下支えとなった。 米国市場が祝日を控えていることもあり、海外勢のフローは限られていたが、それを考慮しても超薄商いとなった。日経平均がこう着ながらも20600円を上回っての底堅さが意識されており、中小型株の一角に資金がシフトする局面もみられたが、資金の逃げ足も速い。マザーズ指数のけん引役となったサンバイオ<4592>は前引けにかけて3935円まで上げ幅を拡大させていたが、後場はもち合いとなり、大引けにかけては上げ幅を縮めている。短期値幅取り狙いの資金が中心であり、いったん上値の伸びが鈍るようだと、一気に利食いに向かいやすい需給状況のようである。 明日も米国市場の休場の影響から商いは膨らみづらいと考えられるが、米中協議の報道などはいつ出てきてもおかしくない状況であり、海外勢のフローが限られている中で、報道等に振らされやすい状況になりやすい。そのため、積極的な売買は手控えられ、リバランスを中心とした売買になろう。中小型株についても、材料が出た銘柄等へ短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすいとみられる。 《CN》
関連銘柄 9件
4063 東証プライム
5,554
11/29 15:30
-1(-0.02%)
時価総額 11,117,397百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4503 東証プライム
1,561.5
11/29 15:30
-10(-0.64%)
時価総額 2,825,789百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4543 東証プライム
3,051
11/29 15:30
-29(-0.94%)
時価総額 4,548,117百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4568 東証プライム
4,749
11/29 15:30
+32(0.68%)
時価総額 9,246,464百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
4592 東証グロース
968
11/29 15:30
+1(0.1%)
時価総額 66,433百万円
再生細胞医薬品の開発・製造・販売を行う。中枢神経系疾患が主な対象。細胞治療薬「SB623」が主要開発品。ヒト体性幹細胞加工製品「アクーゴ脳内移植用注」は日本における条件及び期限付き製造販売承認を取得。 記:2024/10/11
6857 東証プライム
8,240
11/29 15:30
+30(0.37%)
時価総額 6,313,002百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
8035 東証プライム
23,310
11/29 15:30
-430(-1.81%)
時価総額 10,993,765百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
51,110
11/29 15:30
+10(0.02%)
時価総額 16,264,275百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,936
11/29 15:30
-112(-1.24%)
時価総額 13,135,875百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17