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買い戻し中心での底堅い相場展開が継続【クロージング】

2019/6/11 16:00 FISCO
*16:00JST 買い戻し中心での底堅い相場展開が継続【クロージング】 11日の日経平均は3日続伸。69.86円高の21204.28円(出来高概算10億株)で取引を終えた。終値での21200円回復は5月28日以来、10営業日ぶりとなる。前日の米国市場の上昇はある程度織り込まれていた中で、利食い先行で始まった日経平均は、寄り付き直後に一時21066.62円まで下げる局面もみられた。しかし、21000円は割り込まず、底堅さが意識される中で買い戻しとみられる流れから、切り返しをみせている。中国市場の強い値動きもあって、後場寄り付き直後には21227.18円まで上げ幅を広げていた。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1300を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは鉱業、証券、銀行、パルプ紙、鉄鋼、海運、ガラス土石が堅調。半面、陸運、倉庫運輸、精密機器、空運、その他製品が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、京セラ<6971>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>がけん引。一方で、ファーストリテ<9983>が重石となった。 日経平均は売りが先行したものの、その後の切り返しによって25日線をクリアした格好となった。同線が支持線として意識されてくるようだと、次は21455円処に位置している75日線辺りがターゲットとして意識されそうである。また、週末の先物オプション特別清算指数算出(SQ)を控えており、オプション権利行使の21250円処をクリアすることにより、次の行使価格である21500円が意識されてくることも期待されそうである。 もっとも外部環境に振らされやすい需給状況でもあるため、リバウンド基調が強まったとしても、買い戻し中心であることは変わらないだろう。出来高も辛うじて10億株を上回った格好であり、積極的な参加者は不在である。薄商いの中でSQを前に大きく振らされる可能性もあるため、新規のオーダーは期待しづらいところである。 そのため、引き続き月末のG20に向けた景気敏感株への買い戻しが意識されるほか、需給的に売りに傾いていると考えられる証券や銀行等金融セクターの買い戻しが続きそうである。その他、中国の経済指標の発表等も控えており、指標内容を受けた中国株の動向が資源株などへ影響を与えよう。 《CN》
関連銘柄 5件
6762 東証プライム
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6971 東証プライム
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大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
8035 東証プライム
23,310
11/29 15:30
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世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
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51,110
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+10(0.02%)
時価総額 16,264,275百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,936
11/29 15:30
-112(-1.24%)
時価総額 13,135,875百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17