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ユーロ週間見通し:弱含みか、欧米金利見通しの引き下げを意識した相場展開に

2019/3/9 15:05 FISCO
*15:05JST ユーロ週間見通し:弱含みか、欧米金利見通しの引き下げを意識した相場展開に ■軟調推移、ECBはユーロ圏の成長見通しなどを引き下げ 先週のユーロ・ドルは軟調推移。経済協力開発機構(OECD)が6日に世界経済の成長見通しの引き下げを発表したことや、欧州中央銀行(ECB)は7日に開いた理事会で利上げ開始時期を来年以降にすることを決めたことがユーロ売り材料となった。ECBは2019年のユーロ圏の成長・インフレ見通しを引き下げており、リスク回避的なユーロ売りが観測された。取引レンジ:1.1177ドル-1.1395ドル。 ■下げ渋りか、ECBのハト派姿勢も米利上げ観測は後退 今週のユーロ・ドルは下げ渋りか。欧州中央銀行(ECB)は政策金利の年内据え置きの方針を固めており、ハト派的なスタンスを強めたことから、ユーロ売り・ドル買いがただちに縮小する可能性は低いとみられる。一方、米国の雇用拡大は一服しており、インフレ指標の鈍化で景気減速への警戒が広がった場合、追加利上げ観測は一段と後退し、リスク選好的なドル買いを抑制する見通し。 予想レンジ:1.1100ドル−1.1350 ■対円レートは反落、ECBの主要政策金利は年内据え置きへ 先週のユーロ・円は反落。欧州中央銀行は7日に開いた理事会で年内における金利引き下げを見送る方針を固めたことから、リスク回避的なユーロ売り・円買いが活発となった。2月米雇用統計内容の一部悪化を嫌って米ドル・円相場が円高方向に振れたことも影響したようだ。取引レンジ:124円28銭−127円44銭。 ■弱含みか、欧米金利見通しの引き下げを意識した相場展開に 今週のユーロ・円は弱含みか。ユーロ圏経済の下振れ懸念が強まるなか、ユーロ・円は欧州中央銀行(ECB)による2019年中の政策金利維持などハト派姿勢を受け、ユーロ売りの興味が大幅に低下する状況ではないとみられる。ユーロ圏やドイツの経済指標が手がかりとなる見通し。 ○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント ・13日:1月鉱工業生産(前月比予想:+0.5%) 予想レンジ:123円00銭−126円00銭 《FA》