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欧米為替見通し:ユーロは下げ渋りか、ドル売り基調の継続で

2016/9/8 17:24 FISCO
*17:24JST 欧米為替見通し:ユーロは下げ渋りか、ドル売り基調の継続で 今日8日の欧米外為市場では、欧州中銀(ECB)理事会が焦点となる。金融緩和継続の方針が示された場合は、ユーロ売りが予想される。ただ、米9月利上げ期待の低下に伴うドル売りは大きく後退していないことから、ユーロ売り・米ドル買いが大きく広がる可能性は低いとみられる。ユーロ・ドルに大きな動きがない場合、ドル・円相場への影響は軽微とみられる。 ECBは20時45分に政策金利を発表し、その後21時半にドラギ総裁が記者会見する。市場では、政策金利(リファイナンス金利)0.00%の据え置きが予想されているが、量的緩和の終了時期(2017年3月)の延長に関して議論されるとの見方が多い。また、一部ではECBの買取資産を各国の国債に株式を加えるといった思惑も広がっている。政策金利は現状維持としながらも、こうした緩和策拡大の方針が示された場合、ユーロ売りが強まるだろう。 ただ、8月の米ISM製造業と非製造業業況指数など、このところ米経済指標の下振れが目立ち、9月20-21日連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げへの期待は大きく低下している。7日にはジョージ・カンザスシティ連銀総裁やラッカー・リッチモンド連銀総裁がタカ派的な見解を表明したものの、ドル売りの流れを大きく変えることはできなかった。 ECBの緩和方針拡大によりユーロ売りが先行する展開もあり得るが、ドル売りの流れが続いていることから、ユーロ急落の可能性は低い。ECBが金融緩和を縮小する方針であれば、欧州経済改善の見方が広がり、ユーロ買いが強まる可能性がある。なお、ECBが緩和策の拡大を示唆した場合、ドルやユーロを買いにくい投資家は、足元のオーストラリアの底堅い経済指標から豪ドルを物色する展開も想定しておきたい。 【今日の欧米市場の予定】 ・20:45 欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表(0.00%に据え置き予想) ・21:30 ドラギECB総裁会見 ・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:26.5万件、26.3万件) ・04:00 米・7月消費者信用残高(前月比予想:+160.0億ドル、6月:+123.2億ドル) 《WA》