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リスク選好の流れが継続するか注視 住信SBIネット銀行(三井智映子)

2019/12/17 11:48 FISCO
*11:48JST リスク選好の流れが継続するか注視 住信SBIネット銀行(三井智映子) 皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子です。まずは、先週のマーケットを振り返ってみましょう。 週後半の重要イベントを控え、様子見ムードからスタートした先週のNY市場では主要3指数が揃って上昇しました。東京市場では日経平均株価が12月13日に1年2ヵ月ぶりに節目の2万4千円を上回って年初来高値を更新しています。 10-11日開催のFOMCでは予想されていた通り政策金利は据え置かれ、来年も現行金利維持の見通しが示唆されたことに加え、米中通商問題の第1段階合意や英総選挙で与党・保守党が単独過半数を獲得したことで世界経済に対する不透明感後退となり、市場はリスクオンモードとなりました。ドル/円は109円台を回復し、ポンド/円は大幅な上昇を見せています。 さて、今週のマーケットはどうなるのか?チェックすべきポイントについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。 まずレポートでは『一旦の材料出尽くし感の残る中で、更なるリスク選好の動きとなるか注目される一週間となりそうです』と伝えています。 米中通商交渉については、『合意がまとまった後に中国が約束を実行しない場合、いわゆる「スナップバック条項」に基づき、関税を元の水準に引き上げることを提案しており今週以降も引き続き、米中両国からの言動が注目されます』と考察しています。 またブレグジットについては『英議会選での保守党が単独過半数を獲得したことから、「秩序ある離脱」に向けた離脱協定案の承認を織り込むになると思われる』とふまえながらも、『来年末に撤退となるEUとの関税同盟に代わる通商交渉に対する先行き不透明感といったネガティブな案件をどの程度、材料視していくか、ポンドの上昇が継続するか』に注目が向かいそうだと伝えています。 ドル/円の値動きについては、『週足・雲上限(109円76銭)や200週移動平均線(109円79銭)など、110円台回復を前に、これら重要なテクニカルポイントを上抜けることができるか注目されます』と分析しています。 さらに、『リスク選好の流れが継続するか』を注目ポイントとしてあげており、『先週末にはトランプ大統領に対する弾劾訴追案を米議会下院の司法委員会が可決したことから、今週は議会上院での審議及び採決の行方が注目されます』と伝えています。 そのほか、今週の経済関連スケジュールでは日銀政策決定会合について『当面の緩和政策の維持を確認するに留まる』と予想しているほか、総選挙後の英国については『英議会選での保守党の単独過半数の決定をうけた今週の英中銀政策委員会に対する影響が注目されます』と伝えています。 参考にしてみてくださいね。 上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。 フィスコマーケットレポーター 三井智映子 《CN》