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習近平氏に米国の核心的価値を示すべき=米国国際宗教自由委員会

2017/11/10 12:01 FISCO
*12:01JST 習近平氏に米国の核心的価値を示すべき=米国国際宗教自由委員会  米国政府機関である国際宗教自由委員会(USCIRF)分析官は、米国憲法修正案に記された信仰の自由という「アメリカの核心的価値について、習近平主席に示すべきだ」とトランプ大統領に求めた。  アジア歴訪中のトランプ大統領は8日から10日まで中国に滞在する。11月6日、大紀元の取材に応じたUSCIRFのアジア政策シニア分析官ティナ・マフォード氏は「大統領は主席に直接、無実の人々やその家族の信仰の自由が侵されていることについて提起するべき」と述べた。  USCIRFは超党派議員からなる米政府内の委員会。国際的に宗教上の自由を侵害している事実や状況を調査し、大統領、国務長官、連邦議会に政策提言することが主要な責務。  マフォード氏はさらに「法輪功学習者が違法に臓器を収奪されるという問題がある。中国(共産党政府)に明確かつ一貫性のある強いメッセージを発する必要がある。米国は、法輪功などの人権侵害を容認できない」と述べた。 おすすめ記事:トランプ大統領訪中前 好意的な3つの動きに込められた意味  米国務省が今年8月、2016年次世界各国の「信仰の自由に関する国際報告書」を発表した。レックス・ティラーソン国務長官は発表会見で、「信教の自由が保障されなければ、動乱や人権侵害、極端な暴力主義が大きく根を下ろすだろう」  「米国はこれらの問題を無視できない。トランプ政権は、すでに全世界の信教の自由を促進するよう現状を改善しようとしている。国務省も引き続き信仰を堅持する人々を応援する」と述べた。  米国務省は、共産党政権の中国を、国民の信教の自由の権利をひどく侵害する「特別問題国」に1999年から指定している。  中国共産党による信仰侵害が放置されつづければ、おのずと問題は深刻化する。独裁体制下の不自由さのなかで、また新たな犠牲者が出た。20年以上、投獄されている中国の民主活動家で、在米中国系文化団体「独立中文筆会」会員の楊天水氏は、トランプ米大統領訪中の前日、7日、脳腫瘍により死去した。享年56。  楊氏は中国有名の民主活動家。学生民主化運動・六四天安門事件に参加したことで1990年に「反革命罪」で10年の懲役刑、2005年に「国家政権転覆罪」で12年懲役刑を言い渡された。中国気功団体・法輪功への弾圧は「重大な人権迫害だ」と中国政府を批判するなど、歯に衣着せぬ物言いができる人物だった。3カ月前に治療のため仮保釈されて、刑期満了1カ月前にして亡くなった。  独立中文筆会は声明文で、「楊氏の逝去は言論自由を求める人々にとって大きな損失である。国際社会は、中国共産党政権による政治異見者への抑圧に関心をもってほしい」と仲間の死を偲んだ。  同会のメンバーは大紀元の取材に対し、訪中しているトランプ大統領に言論自由を含む人権問題の改善を習近平主席に求めるよう望む、と述べた。 (翻訳編集・叶清/佐渡道世) 【ニュース提供・大紀元】 《HT》