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コーセー、Gunosy、東宝など

2019/1/16 15:49 FISCO
<4922> コーセー 14770 -540大幅反落。第3四半期累計営業利益は460億円程度と前年同期比2割増となり、同期間として過去最高を更新したもようとの観測報道が伝わっている。日本や中国で高価格帯の化粧品の販売が好調だったようだ。ただ、もともと好業績は織り込み済み、上半期は同30.9%増益であったため、観測報道の数値を基にすると10-12月期は同ほぼ横ばいとなるため、収益の鈍化が警戒される形となっている。 <9602> 東宝 4020 +70反発。前日に第3四半期の決算を発表している。累計営業利益は356億円で前年同期比10.9%減となったが、上半期は同21.7%減益であったため、9-11月期は増益転換する形になっている。通期業績も減益幅縮小が意識される状況となっているもよう。また、20万株を上限とする自社株買いの実施、期末配当金の10円引き上げなども発表、株主還元策の強化も好感されている。 <3415> 東京ベース 646 +100ストップ高。前日に発表した第3四半期決算が材料視されている。累計営業利益は9.8億円で前年同期比15.9%減となったが、9-11月期は5.1億円で同1.2%増と増益に転換している。既存店売上高が復調傾向となっているもよう。業績の伸び悩みを映して、株価は2017年8月以降大きく調整してきていただけに、業績回復の兆しを受けて、見直しの動きが急速に進んでいるもよう。 <6814> 古野電気 950 -205急反落で下落率トップ。前日に第3四半期決算を発表している。累計営業利益は38.8億円で前年同期比76.6%の大幅増益となった。北米・欧州・アジアにおいて船用事業の売上が伸長したほか、GNSSソリューション事業も好調だった。ただ、上半期は36.6億円で同2.1倍の水準であったため、9-11月期の収益水準は鈍化する格好になっている。一段の業績上振れ期待などは後退する形のようだ。 <7608> SKジャパン 825 -150ストップ安。前日に第3四半期の決算を発表。累計営業利益は6.8億円で前年同期比2.9倍と急拡大した。定番キャラクターが引き続き好調に推移しているほか、自社オリジナルキャラクター「忠犬もちしば」の増販が予想されることで、通期予想は5.8億円から7億円に、第2四半期決算時に続く上方修正を行っている。ただ、修正幅は想定よりも限定的で、決算期待が高まっていたことからも、出尽くし感が優勢の展開となる。 <8303> 新生銀 1405 -40大幅反落。SMBC日興証券では投資判断を「1」から「2」に格下げ、目標株価も2025円から1700円に引き下げている。JCフラワーズ持分の売出しリスクは当面の重石となる可能性が高いと指摘しているようだ。市場評価の上昇には、次期中計で純利益・株主還元を持続的に高めること、適切な成長投資(M&A)でROE・純利益成長率を高めることなどが必要と考えているもよう。 <2930> 北の達人 458 +60大幅続伸。先週末に第3四半期決算を発表している。昨日は大幅安スタートとなったものの、その後は急速に切り返しており、本日も見直しの動きが継続している。累計営業利益は14.6億円で前年同期比66.5%増益、9-11月期の増益率は鈍化しているものの、株価は昨年10月以降大きく調整し、短期的な収益鈍化は十分に織り込まれているとの見方が強まっている。今後も積極的な広告宣伝効果などが期待されるとの見方に。 <6047> Gunosy 2621 -269伸び悩み急落。前日に上半期の決算を発表しており、営業利益は15.2億円で前年同期比64.7%増となった。第1四半期決算発表時の修正予想(13.4億円)をさらに上回った。広告宣伝費などを積み増したものの、Gunosy AdsとADNWの売上が堅調に増加して利益拡大に大きく寄与している。株価は前場に3020円まで上昇する場面があったものの、その後材料出尽くし感から大きく売られる展開となっている。 <3678> メディアドゥ 2420 +189急伸。前日に第3四半期決算、並びに通期予想の修正を発表。第3四半期累計営業益は9.6億円で前年同期比36.5%増、上半期の同13.5%増から増益率は拡大した。通期予想は従来の9.3億円から13億円に上方修正、海賊版サイト閉鎖の回復状況が想定を上回って推移しているもよう。なお、連結子会社間の合併に伴い減損損失や評価損を特別損失に計上、最終損益は下方修正したが、特にマイナス材料視されていない。 《US》
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8303 東証スタンダード
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