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日経平均は3日ぶり小幅反落、決算前に業績見極めムード台頭

2019/10/23 12:15 FISCO
*12:15JST 日経平均は3日ぶり小幅反落、決算前に業績見極めムード台頭  日経平均は3日ぶり小幅反落。8.34円安の22540.56円(出来高概算5億9000万株)で前場の取引を終えている。  米株式市場でNYダウは21日に57ドル高、22日に39ドル安と一進一退だった。中国の劉鶴副首相が米中貿易協議の進展を示唆したことが好感される一方、決算が嫌気された外食のマクドナルドや保険のトラベラーズがNYダウを押し下げ、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感も相場の重しとなった。本日の日経平均は米中協議の進展や企業業績の改善への期待を背景に70円高からスタートしたが、朝方には一転して一時22457.89円(91.01円安)まで下落。その後も21日終値を挟んで上下に振れ、方向感に乏しい展開となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の4割強、対して値上がり銘柄は5割強となっている。  個別では、ソフトバンクG<9984>が売買代金トップで2%超の下落。米シェアオフィス大手がソフトバンクGによる経営支援を受け入れる方向と伝わっているが、負担増への懸念が先行した。東エレク<8035>やSUMCO<3436>、ルネサス<6723>といった、ここまで相場のけん引役だった半導体関連株の軟調ぶりが目立つ。米半導体大手の市場予想を下回る業績見通しがネガティブ視されているようだ。その他売買代金上位では任天堂<7974>やソニー<6758>が軟調で、ファーストリテ<9983>は小幅に下落。また、キャリアインデ<6538>が利益確定売りに押され急反落し、東証1部下落率トップとなった。一方、エーザイ<4523>はストップ高水準での買い気配が続いている。3月に治験中止を発表したアルツハイマー病新薬について、一転して米国で承認申請すると発表している。売買代金上位では村田製<6981>が堅調で、トヨタ自<7203>は小幅に上昇。また、業績上方修正のNSW<9739>が急伸し、アジア投資<8518>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出している。セクターでは、精密機器、繊維製品、金属製品などが下落率上位。反面、医薬品、海運業、非鉄金属などが上昇率上位だった。  前場の日経平均は方向感に乏しく、結局小幅な下落で前場を折り返した。東証1部の値上がり銘柄は全体の半数以上で、東証株価指数(TOPIX)は小幅ながらプラスを確保しており、市場のムードはさほど悪くない。先週まで日経平均主導の急ピッチの株高を見せていたため、想定内の調整と捉える向きが多いだろう。上昇局面で乗り遅れた投資家の買いが入りやすいとみられ、日経平均も22500円水準で底堅さを見せている。  ただ半導体株安の流れを見ると、先行する海外企業の決算を受けて業績見極めムードが早くも台頭してきた感がある。先週末に当欄で指摘したとおり、底打ち期待が高まる半導体関連製品も向け先によって先行きへの見方は強弱分かれているようだ。決算で実際の事業環境が見えてくるにつれ、銘柄選別の動きが強まる可能性がある。本日の日本電産<6594>を皮切りに主要企業の決算発表がスタートし、24日には中外薬<4519>、25日にはエムスリー<2413>、信越化<4063>、NRI<4307>などが発表を予定している。日経平均はひとまず年初来高値水準で決算発表シーズンを迎える格好となりそうだが、ここまで外需株の業績底打ち期待を急速に織り込んできただけに、期待どおりあく抜け感のある決算内容かどうか慎重に見極めたいところだ。(小林大純) 《AK》
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日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
3436 東証プライム
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半導体シリコンウエハー専業メーカー。住友と三菱のシリコンウエハ事業の統合により創業。海外売上高比率が高い。日本は売上伸び悩むが、米国や台湾などは売上増。特別利益計上。23.12期3Qは2桁最終増益。 記:2024/01/06
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大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4307 東証プライム
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時価総額 2,407,508百万円
大手システムインテグレーター。経営等のコンサルティングやITシステムの開発、運用、サービスを提供。金融や流通に強み。コンサルティングは堅調。DX関連、社会課題案件などが寄与。24.3期2Qは増収増益。 記:2024/01/28
4519 東証プライム
5,102
4/16 13:14
-3(-0.06%)
時価総額 8,566,554百万円
大手医療用医薬品メーカー。がん領域で国内トップシェア。がんや免疫疾患、神経疾患、血液疾患の領域を中心に医薬品を開発し、血友病治療薬「ヘムライブラ」に注力。新型コロナ治療薬が一巡し、23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
4523 東証プライム
6,020
4/16 13:14
+8(0.13%)
時価総額 1,785,333百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
6538 東証スタンダード
178
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-3(-1.66%)
時価総額 3,732百万円
求人情報サイト運営会社。転職情報の「キャリアインデックス」、アルバイトや派遣の情報サイト「ラコット」等を運営する。今期3Q累計は増収も、マーケティング事業でHR領域のコストが高騰した。不動産も足踏み。 記:2024/03/08
6594 東証プライム
6,766
4/16 13:14
+415(6.53%)
時価総額 4,034,458百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・商業・産業向けモーターに加え機器装置や電子・光学部品を展開。M&Aにより多分野での世界首位に意欲。産業・インフラ系需要の好調もあり、中間期は増収増益。 記:2023/12/27
2,608
4/16 13:14
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時価総額 5,102,364百万円
車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、xEV向け製品の売上が増加。金融費用減少。23.12期通期は2桁最終増益。 記:2024/02/13
6758 東証プライム
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世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
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時価総額 5,700,156百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
7203 東証プライム
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7,520
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-148(-1.93%)
時価総額 9,766,149百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
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-1,600(-4.07%)
時価総額 17,775,848百万円
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8518 東証スタンダード
227
4/16 13:03
-3(-1.3%)
時価総額 4,060百万円
日本とアジアの中堅・中小企業が投資対象の独立系ベンチャーキャピタル。日本とアジアでのSDGs投資に重点。国内で高収益の上場株式などの売却が進捗。実現キャピタルゲインは伸長。24.3期2Qは損益改善。 記:2024/01/08
9739 東証プライム
2,978
4/16 12:48
-77(-2.52%)
時価総額 44,372百万円
独立系SI。金融・公共関連に強み。デバイス開発も手掛ける。サービスソリューションは大幅増益。クラウド・インフラサービス分野の構築案件等が貢献。デバイスソリューションは堅調。24.3期2Qは業績堅調。 記:2024/01/06
9983 東証プライム
40,770
4/16 13:14
-850(-2.04%)
時価総額 12,973,870百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,053
4/16 13:14
-269(-3.23%)
時価総額 13,874,949百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10