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日経平均は反発、買い一巡後はイベント控えた様子見ムード

2019/8/22 12:10 FISCO
*12:10JST 日経平均は反発、買い一巡後はイベント控えた様子見ムード  日経平均は反発。29.30円高の20647.87円(出来高概算4億6778万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、欧州株高や複数の小売企業決算が好感され、主要3指数は揃って反発をみせた。これにより、シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円高の20685円となり、本日の日経平均はこの水準を上回る格好で寄り付き、直後に上げ幅は一時100円を超える場面もみられた。一方、前場中ごろから開始されたアジア株式市場がまちまちとなるなか、朝方に見られた海外短期筋による指数先物に対する買い戻しの動きも限られ、日経平均は前引けにかけてじりじりと上げ幅を縮小する展開となった。なお、物色としては、米半導体SOX指数が強含み継続となるなか、東京市場でもハイテク株が全般堅調であったほか、後述する7月訪日外客数を好感したインバウンド関連などへの物色が目立った。  セクターでは、ゴム製品、化学、ガラス・土石製品、水産・農林業、輸送用機器が上昇。一方で、鉱業、パルプ・紙、鉄鋼、海運業、石油・石炭製品はさえない。指数インパクトの大きいところでは、資生堂<4911>や東京エレクトロン<8035>が2銘柄で日経平均を約27円分押し上げた。資生堂は、日本政府観光局(JNTO)が前日に発表した7月訪日外国人客数(推計値)が過去最高(単月)を更新したことで、インバウンド需要の拡大期待から関心が向かったようだ。売買代金上位では、日経平均採用期待の買いが続くZOZO<3092>が3.6%高になり、米同業キーサイトテクノロジーの好決算を受けたアンリツ<6754>や、国内証券による目標株価引き上げ観測の伝わったリクルートHD<6098>などのほか、KLab<3656>、ファナック<6954>、アドバンテスト<6857>、SCREEN<7735>、村田製作所<6981>、スズキ<7269>が上昇。一方、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、キーエンス<6861>などはさえない。  前日の米国市場で発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け、海外市場は大きな変動をみせていないこともあり、本日の東京市場はひとまず米国株高を素直に好感する流れとなった。しかし、朝方の買い一巡後は、23日のパウエル連邦準備理事会(FRB)議長講演の内容を見極めたいとのムードが根強く、為替市場でもドル高・円安が一服しており、全般様子見ムードが強まっている。  トランプ大統領が、対中制裁関税「第4弾」を課す計画を発表し、8月半ばにかけての日本株の調整局面となったが、この時期からの日経平均の価格帯別売買高における商いが集中しているレンジは20500円に位置しており、週初から概ねこの水準を終値ベースでキープしながら推移している点は、ひとまず安心感であろう。一方、東証株価指数(TOPIX)の同レンジは1500ptに位置しており、前述したイベントを前にこの水準を突破するシナリオは考えにくいだろう。また、前引け時点の東証1部の値上がり数は全体の45%に留まっており、物色の広がりにも期待しにくい。後場にかけても、レーティング観測銘柄やインバウンド関連株への見直しのほか、信用売りが溜まっていた銘柄に対するカバーの動きがメインとなってくるだろう。(雲宮 祥士) 《AK》
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時価総額 1,032,788百万円
日本最大の衣料品EC「ZOZOTOWN」を運営。ヤフーLINE傘下。24.3期3Q累計は商品取扱高が着実増。販管費増こなし増収増益に。通期最高業績を計画。配当性向の目安を5割→7割に修正。大幅増益を予定。 記:2024/02/08
3656 東証プライム
253
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-7(-2.69%)
時価総額 10,222百万円
ゲーム開発会社。モバイルオンラインゲーム開発やオリジナルIPの開発などを展開。メタバース向けコンテンツ事業や、「顔認証Web3ウォレット」の開発も展開。キャプテン翼の停滞もあり、23.12期は足踏み。 記:2024/03/27
4911 東証プライム
4,057
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-2(-0.05%)
時価総額 1,622,800百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
6,111
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-201(-3.18%)
時価総額 10,364,012百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6754 東証プライム
1,179.5
4/19 15:00
-30.5(-2.52%)
時価総額 160,254百万円
通信用計測器世界3位。スマホの端末開発向けや基地局通信インフラなどの計測ソリューション、重量選別機等を手掛ける。通信計測事業は5Gスマホ開発投資需要の減少等が響く。24.3期3Qは環境計測事業が黒字転換。 記:2024/02/10
6758 東証プライム
12,530
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時価総額 15,801,357百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6857 東証プライム
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-251(-4.38%)
時価総額 4,201,671百万円
半導体の動作を試験するテスター大手。メモリ向け世界トップシェア。ディスプレイ・ドライバーIC用テスタでもトップシェア。半導体・部品テストシステム事業部門はスマホ向けが足踏み。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/09
6861 東証プライム
62,600
4/19 15:00
-2,370(-3.65%)
時価総額 15,224,821百万円
世界有数のFA用センサメーカー。商品開発や直接販売に特化し、生産現場と開発分野用途のセンサ、測定器を展開。国内は売上横ばいだが、海外は売上増。24.3期2Qは増収。収益面は販管費の増加などが重し。 記:2024/01/09
6954 東証プライム
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工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。24.3期2Qはロボット部門が増収。欧米はEV関連向け、一般産業向けともに堅調。 記:2023/12/11
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-111(-3.98%)
時価総額 5,427,465百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
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1,711.5
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-46.5(-2.65%)
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16,810
4/19 15:00
-1,255(-6.95%)
時価総額 1,707,728百万円
大手半導体製造装置メーカー。ウェーハ洗浄装置やコータ・デベロッパ、熱処理装置などを手掛け、洗浄装置で世界トップシェア。枚葉式洗浄装置「SU-3400」が日経産業新聞賞を受賞。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/03/24
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33,530
4/19 15:00
-3,210(-8.74%)
時価総額 15,813,854百万円
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9984 東証プライム
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大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10